いかにもアメリカっぽいけど、ちょっと面白い送金詐欺事例。

ウエスタンユニオンという国際送金サービス事業会社があります。
銀行を使う為替取引や送金サービスではなくて、ウエスタンユニオンの取扱店で送金や受取をするもので、サービスを利用できるのは個人のみ、送金限度額は、一回の送金につき、70万円とのこと。
(参考)http://www.westernunion.co.jp/jp/

まあそんな事業の説明はいいとして、本題ですが。
やはり送金といえば詐欺に使われることも多いのか、Webサイトには下記のようなコンテンツがありました。

よくある手口
詐欺師はあの手この手を使ってお客さまの大切なお金を狙っています。よくある手口の事例についてこちらをご参照ください。
・前払い条件への注意
・買い手の注意事項
・「夢のような」仕事はあくまでも夢
・簡単に儲かる話は危ない
・あなたの飼い犬が見つかりました
・大金が配分されます
・偶然ではありません
・宝くじの詐欺にご注意

残念なのは、各手口の詳細がPDFのリンク。
とりあえず、1つ上記の「偶然ではありません」というPDFから抜粋引用すると

「うっかり」ではなかった
貴方はあまり使っていないハーレーダビッドソンの1980年モデルを売却しようと、地元の新聞に広告を出しましたが買い手がつかなかったので、中古車取引の専門サイトに載せました。すぐに高級中古バイクの買取業者と名乗るバイヤーら、連絡がありました。

取引は順調に進み、翌日先方から銀行小切手が届きました。しかし、小切手の金額は販売価格より5000ドル多くなっています。バイヤーは、うっり金額を間違えたので、とりあえず小切手を預け入れて、余計に払ったお金を送金サービスで送り返すよに提案してきました。貴方は先方を信用して、5000ドルを送金しバイクも発送しました。

一週間後、小切手は偽造だったことが判明して、口座にお金を預け入れることはできないと、銀行から通知がありました。バイクはすでに発送されて、現金5000ドルも送金してしまいました。貴方はバイクもお金も騙し取られてしまいました。

日本では個人で小切手を扱うことはめったにないので、いかにもアメリカっぽいというか違和感ありすぎですが、ご興味があれば上記のサイトで各PDFを見ては如何でしょうか。

しかし何故か犯罪とか詐欺の手口って読むと面白いです。

(追伸)
昔読んだ、高木彬光の小説『白昼の死角』も過去に犯した詐欺の手口を、主人公がどんどん告白していく小説で面白かったっけ。

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