ブログ名の設定は、まだ。 ネット社会の一粒の"地の塩"でありたいと思っています。

どうも東スポの記事「クリエーター狙う取り込み詐欺急増」が「?」な件。

2013年09月09日 · カテゴリ:雑記

確かに昔から「事実は東スポより奇なり」とか「日付以外は全て誤報」などと、娯楽性最重視の編集姿勢を各方面から称賛されていて、私も何度かUFOの記事などで釣られたことがあります。

そんな東スポが、微妙に東スポらしからぬ社会的な記事を載せました。

クリエーター狙う取り込み詐欺急増(2013.09.08)
(以下抜粋引用)
 事情通は「有名映画やアニメの権力者をかたり、ハンドルネームで募集した売れない漫画家やイラストレーターなどの格安コンテンツを買った後に『キミは才能があるから、僕の正体をキミだけに教える』などとおだて、大作やCMでのデビューをちらつかせて、メールで作品を納品させたらドロン。ネットを使った取り込み詐欺の被害相談が激増中です」と明かす。
(中略)
 売買価格はビックリするほど高い。出版関係者は「ライトノベルやコンビニ本の表紙になるようなイラストは1枚1万~10万円で売買される。白黒も1枚5000円ほど。自治体や企業のポスターになるレベルの大作は100万円、イメージキャラクターになるようなものは、50万円くらいになり、商品説明やキャンペーンPRなどのアニメは3分100万円の値段がつく」。

記事の全文を通して読むと東スポの「緊急リポート」とのことですが、「事情通は」「出版関係者は」「本人訴訟コンサルタントの野島茂朗氏は」と並びつつ、取り込み詐欺が急増しているとする具体的な数字や情報の出所が見当たりません。

例えばここ数年の被害件数とか、前年比とか、具体的な被害事例とかはないの?
また、情報源は国民生活センターとか消費者庁とか、警視庁とかじゃなくて、事情通?

事情通ってナニ?

いちばん「?」に感じたのが、「売買価格はビックリするほど高い。」と出した例。
(ビックリする記者の「高い」と感じる感覚にもビックリですけど)
価格そのものは別に不思議でもなんでもないけど、まるでその騙し取られた商品(漫画やイラスト、アニメ)の用途や流通価格のように、読者は誤認してしまうでしょ。

・ライトノベルやコンビニ本の表紙になるようなイラスト
・自治体や企業のポスターになるレベルの大作
・イメージキャラクターになるようなもの
・商品説明やキャンペーンPRなどのアニメ

既製作品がそのまま使われることは、まずあり得ないって(爆)

いちいち騙して取得した漫画やイラスト、アニメを広告制作会社や広告代理店やクライアント企業、自治体に既製品として売るということが非現実的。
上記のような案件なら、作者が描き終わった既製作品ではなくオリジナルに描き起こすのが当たり前。

いわゆる「既製品」レベルのイラストなら、私も制作業界なので、仕事でちょくちょく写真を購入しているPIXTAあたりでも525円から売ってます。

ただし、別にそういった漫画家やイラストレーター、アニメーターを騙す取り込み詐欺が絶対ないとは言いません。
ないと言える根拠も持ってませんし、急増しているのかどうかも知りません。
しかし、東スポの「売買価格」に出た例は一般的な例であって、この取り込み詐欺で詐取されたコンテンツとは関係ないと思うわけです。

じゃあ東スポの言うとおり、このような詐欺が急増していて、詐取されたコンテンツがあるとすれば、どこで金に換えるか?ですが、やっぱりアカウント登録が緩いとか、海外の法人が経営するデジタルコンテンツの販売サイトとかではないでしょうかね。

ま、東スポの「詐欺が急増」というレポートですが、できれば「病気の子供はいなかったんだ」系の話で、誤報であって欲しいんですけど。

(追記)
※古典的な「病気の子供はいなかったんだ系の話」をご存じない方は、下記の動画が手っ取り早いかと思います。
http://youtu.be/WNBwJAaekkA

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