DMCA著作権侵害の報告と、その結果。

このブログで2008年7月に書いた古い記事にもかかわらず、いまだにアクセスの多い記事がありまして、下記の記事がそれです。
ブリタニカ商法。そもそも売る側はプロであり、客は素人です。(少々改定)
使っているキーワード”ブリタニカ商法”は、Google検索結果のトップを飾らせていただいております。

実は、その記事が某ブログに全文丸ごと無断転載されていました。
転載日は9/29。
なぜ気づいたかというと、このブログも、某ブログもワードプレスだったため、ピンバックがコメントとして届いていたからです。
ピンバックという機能は、ワードプレスに記事内で他のワードプレスへリンクを張ると、「リンクを張りましたよ」的にコメント欄に通知が来ます。

某ブログは記事に「抜粋元」として私の記事にリンクをしていました。
それがピンバックとなって通知がきたというわけで、パクった相手に通知が行ってしまうピンバックを知らなかったのか、はたまた「抜粋」と書けば全文転載でも許されると思ったのか不明です。

ブログ主は「日本一過激な小企業コンサル・講演家」という職業の方で著書もあるようです。
さらに調べてみると、このパクリの主は、もう1つライブドアブログもやっていて、そこにも同じ私の記事を2016年03月28日付けで全文転載していました。
こちらには半年間、まったく気づきませんでした。

なんだか直接抗議して長引くのももめんどくさそうと思い、DMCA著作権侵害を申告した次第です。

DMCA著作権侵害の報告はこちら

DMCA著作権侵害の報告は、

著作権対象物を特定する情報とその著作物の説明:
下記の URL で閲覧できる、「********」というページにある記事は、私のサイトの2008年07月16日に書いた記事「ブリタニカ商法。そもそも売る側はプロであり、客は素人です。(少々改定)」を全文、無断転載しています。

上記のような説明のほか、連絡先情報として自分の姓名を書く欄があるのですが、これにはちょっと悩みました。
申請で入力した姓名が Chilling Effects や透明性レポートに表示されてしまうからです。結局どうしたかというと、あまり意味はないですが、姓名はローマ字で書きましたので、そのままローマ字で公開されてしまいます。

さて結果。
Googleへの削除リクエストは、複数の申請を一度にできるのですが、それを知らずに2つのブログの転載を別々に申請してしまいました。
申請結果は申請完了画面に案内されたGoogle「削除用ダッシュボード」で見られます。

申請の1つ(半年前にパクられていたライブドアブログのほう)は、約2時間後に削除リクエストが承認され、検索結果には半日以内に除外されていました。
下記はそのGoogle検索結果のページ下部に出てくる表示。
lumen

しかし、もう1つ(直近の9/29ワードプレスのブログ)は、しばらく保留が続き、拒否されました。
詳細には「情報が不足しています。」だけ。

どうやら説明が簡単すぎたようで、もう1回申請しましたが、拒否。
詳細には再度「情報が不足しています。」だけ。

しかたなく説明をさらに詳しく書き、再々申請(3回目)してみましたが、拒否。
「権利侵害にあたる URL ではありません。」

なんだと?
日本語の文章に結構カチンときます。
「認識できませんでした」とかならまだわかりますが、「ありません」ってお前が断定するなっ!という感じです。

3回目の申請に対するGoogleからのメールがありました。

Google へご連絡いただきありがとうございました。
Google では次の URL に対して、現時点では特に対応はとらないと決定するに至りました。
http://*******
恐れ入りますが、今回の件につきましてはご懸念のウェブサイトの所有者と直接協議されることをおすすめいたします。
(以下省略)

上記のGoogleからのメールに気づかないまま、実は意地になって4回目を申請していました。
4回目の申請では、

  • 「抜粋元」として自分のブログにリンクがあり、私の記事が元記事であると認めている。
  • 抜粋と書いていても、実際は丸ごと無断転載している。
  • 私は転載を許可していない。

・・・といった説明をさらに詳しく書きました。

数時間後、結果は拒否でしたが、詳細には下記のコメントが。

URL はさらに審査するため、担当のサービス チームに転送されました。審査後に別の通知が届きます。

ホントにGoogleは確認しに来てるんだろうな、とブログの当該記事へのアクセスログを見ると、1つありました。
IPは72.14.227.230、米国ワシントンdc、IPアドレス割当て組織はGoogle Incorporated。
一応は記事にアクセスはしてるんだなとはわかりました。

ま、期待はしていませんが、4回目の審査の詳細にあった「結果の通知」がきましたら追記いたします。

しかし、そもそもは1つの記事が同じパクリ主が運営する2つのブログに無断転載されたというもので、なぜ1つは認められ1つは拒否され続けるのか、本当に審査の基準が曖昧な気がします。
ここまで拒否されると、1回目ですんなり申請が承認されたライブドアのパクリ記事のほうは何だったんだろうと思います。

(2016.10.02追伸)
3回目の申請後、Googleから返ってきたメールの(ご懸念のウェブサイトの所有者と直接協議されることをおすすめいたします。)ということもあって、Googleも当てにはならないと思い、パクリ記事にコメントを入れることにしました。

コメントは以下の感じです。

あなたがこの記事に無断転載した
「ブリタニカ商法。そもそも売る側はプロであり、客は素人です。(少々改定)」
のブログ主です。

上記の記事が無断転載していることを確認しました。
あなたは「抜粋元」としていますが、一部の引用ではなく明らかに全文コピーであり、これは著作権法に抵触する行為です。

また、あなたがライブドアのブログ
http://blog.livedoor.jp/*****
においても同様に私の記事
「ブリタニカ商法。そもそも売る側はプロであり、客は素人です。(少々改定)」
を無断転載していることも確認しています。

つきましては、それぞれの当該記事を即刻削除し、かつ私にその経緯をメールでご連絡ください。

最後に「もし誠意ある対応をいただけない場合は、しかるべき法的手続きをとらせていただきます。」を入れようかと思いましたが、そこまでは宣言せずに上記だけでコメントを入れました。

その際、記事の証拠を取っていなかったことに気づき、画面キャプチャ―とページの魚拓を取りました。

さて、コメントを入れて数時間後、パクリ主からメールはまだ来ませんが、当該記事は2つのブログとも削除されていました。

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