繰り返される「大災害は詐欺の餌場」


またまた、出るべくして出ましたね。

災害便乗のドメイン取得が増加、義援金詐欺に注意(ITmedia NEWS)
ミャンマーを襲ったサイクロン「ナルギス」や中国・四川大地震の被害に便乗し、義援金をだまし取るのが狙いとみられるドメインが登録されているという。SANS Internet Storm Centerが5月17日付で伝えた。
ミャンマーと中国の被災状況が連日のように伝えられる中、関連用語でのドメインが登録され始めているという。すべてが詐欺目的とは限らないものの、 2005年に米国南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」で大規模被害が発生した際にも、関連用語でドメインを登録し、義援金集めを装って金銭を詐取する手口が横行した。

この手の詐欺は大災害のたびに繰り広げられています。スマトラ沖地震でも中越地震のときもありました。
ちょっと古い記事ですが2005年10月のCNET Newsの記事に

ハリケーン被害に乗じたネット詐欺で初の起訴–被災者救済を装い4万ドルを集める
ハリケーン「カトリーナ」の被災者救済を装い、ウェブで約4万ドルを集めたフロリダ在住の男が米国時間10月3日、詐欺罪で起訴された。起訴状によれば、フロリダ在住のGary Kraserは、電子メールや自分で立ち上げたAirKatrina.comというもっともらしいウェブサイトを使い、2日間で約50人の善意の人々から義援金をだまし取ったという。

確か、犯人は嘘の救助作業で赤ん坊を助けたという美談をでっちあげて、活動支援を訴えて寄付を募ったと思います。
どうもやり切れない悲劇にあって、世間はこういった美談を欲しているのかもしれません。

ちなみに話は脱線しますが、www.AirKatrina.comというドメインは、DomainSponsor.comというドメイナーの手に渡っており、いまだ生きています。
閲覧すると、アメリカのグリーンカードが抽選で当たるというPOPUPとともに出てきます。そのPOPUPはページを進むとクレジットカードを打ち込むページにいきます。
これはこれでよく見かけますが、きわめて怪しい感じです。

もうひとつ、同じくITmedia NEWSで

中国地震に便乗した詐欺メッセージ出回る
「家族が地震に巻き込まれました。両親が緊急にお金を必要としています」といった偽のメールで金をだまし取ろうとする手口に、警察が警告を発した。
中国全土の人が、地震被災者支援のために財布を開いている――それにつけ込もうと、詐欺師も動き出している。

中国はボランティアとか義援金、寄付という行為にはほとんど慣れていない状態ですから、悲劇の裏で相当な詐欺が横行するでしょう。
どんなに批難しようと、呪ってみようと、詐欺からすれば大災害は格好の餌場。
善意の寄付を行うにも冷静な判断が必要と思われます。


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