永年、悪質なスパムメールについてはこのブログで採りあげてきましたが、先月以来「消費者調査報告センター」を名乗るスパムメールは、たぶん歴代で最悪な猛威かも知れません。
先月(2012.04.26)「消費者調査報告センター」を名乗るスパムメール という記事を書きましたが、今日までの約35日間で、この記事へのアクセスだけで約8,500あり、何の変哲もないこのブログの全アクセス数の3割近くにのぼります。
なぜでしょう?
私のところに来た文面は
**様の「メールアドレス」及び「個人情報」に関する重要なお知らせがございます。
またコメント欄で教えていただいた文面では
**様、あなたのご家族に関係する重要なお知らせがございます。
この「個人情報」に関する重要なお知らせ とか、あなたのご家族に関係する重要なお知らせ」 という部分が超悪質なHook(引っかけ)で、これが日頃スパムに引っかからない人の注意を引きつけたわけで、スパム業者からすれば相当にレスポンスが高かったのでしょう。
ただ、例えそのHookで業者の誘導通りアクセスしても、行った先は「詐欺的出会い系」だから、通常ならば、ほとんどの人はそこで「馬鹿野郎!」「ふざけるな!」とUターンするところです。
しかし、残念ながら、ほんの少し、ごくごく少数はいるんでしょうね。何百人に1人なのか、何千人に1人なのか、その確率はわかりませんが、そのまま言いなりに「出会い系」に行って騙されてしまう人が・・。
例えば9,999人が無視したり被害に遭わずにUターンしても、1人が騙されて平均1万円詐取される確率(0.01%)なら、業者は100万人にスパムを送れば100人騙せて100万円をゲットできる算段です。
騙される人は被害者でしょうけど、結局悪質業者を助長しているのも、その“被害者”とも言えます。どうか近い将来、こういった裏ビジネスが“割に合わない商売”になることを願うばかりです。
消費者調査報告センターでぐぐってきました。
今日今この文面のメールが来ました!!
私はもちろんだまされませんが、知らない人はだまされかねませんね。
今までのSpamの中で最も悪質だと思いました。
私も、消費者調査報告センターでぐぐってきました。
「詐欺だろう」と思っていても、「もしかしたら・・・」という気持ちがあって検索してみたのですが、こうやってはっきり記事になっているのを読むとやっぱり安心します。
ありがとうございました。
名無しさん 、匿名さん
コメントありがとう
スパム確認の、少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
久しぶりにメールボックスを開いてみたら他の迷惑メールとは明らかに違う感じのメールが2件ありました。
それで検索してここにきました。
明らかに見え見えなのはともかく、ホントにこういう悪質なのは勘弁してほしいものです^^;
一瞬、本当かもと思ってしまいました。ここにきて安心できました。ありがとうございました。
私のトコロにも送られてきました。
情報ありがとうございました! 感謝♪
わたしの所にもしょっちゅう来るのですが、
おそらくメールに書かれているURLをクリックするのはまずいと思います。
URLの後ろに書かれている一見意味不明な数字で、相手にクリックしたことが伝わると思われるからです。
メールに書かれているURLをクリックするカモのリストに登録されて、
名簿業者に売り渡されて、さらにSPAMが来るようになるかもしれえません。
匿名さんコメントありがとう
その通りですね。
URLのクエリストリングは、場合によっては送信メアドと紐づけられているパラメータかも知れません。