JWORDの営業ってサーチコンソールやGAに縁がない顧客を相手にしてないか?


Webサイトのリニューアルの相談をお受けしている顧客会社があります。

小規模ではありますが、堅実なビジネスをされている会社で、そこの社長より、「JWord」(ジェイワード)の売り込みがあるが、どうだろうか・・という相談がありました。

「JWord」は1キーワード1社独占(早い者勝ち)という設定で、12か月とか24か月とかの期間契約して、Yahoo!の検索結果の画面(下部の指定箇所に)そのリンク表示するというもの。

例えば、「渋谷 居酒屋」というキーワードで検索したYahooの結果画面の所定の位置に、お店のキャッチフレーズのついたリンクテキストを契約期間中、表示できるという広告です。

地名+キーワードという点で、零細企業や店舗を持つ商売向きのようです。

GMOソリューションパートナー株式会社の営業が社長に送ってきた資料では、通常2キーワードで2年間で545,400円のところをさらにサポートワードを8つまで、同じ金額でオマケするというもの。

メインキーワードとサポートワードというのが解りづらいですが、営業資料を読むと・・・メインキーワードとは例えば「渋谷 居酒屋」「新宿 居酒屋」という契約中は変えられないキーワードのことで、サポートワードとは「渋谷 忘年会」「渋谷 宴会」など、メインキーワードを補足するようなワード(変更可)とのこと。

さて、そのJWORDの営業から売り込まれた社長に意見を求められた私は、無責任ではありますが、「無駄でしょう」と言いました。

社長のご商売(業界)は伏せますが、無駄だとした理由は、検索結果の掲載場所が悪すぎること。

スマホの場合のYAHOO検索結果画面(ページ下部)のキャプチャ画像です。
JWORDのところにある広告は京都のパソコンの修理屋さんですが、ただの例なので記事とは関係ないです。

スマートフォンはまだマシです。

同じく、YAHOO検索結果画面(ページ下部)のキャプチャ画像です。
パソコンの画面での位置は最悪です。

こんなところにテキストリンクがあること自体、気づきませんし、例え気づいたとしても、「あ、あった」とも思わないし新奇性もないです。

そういう意味で、いくら天下のYahoo!の検索結果画面でも、(スマホはともかく)PCでこの位置のリンクをユーザーがクリックするシチュエーションが想像できません。

しかも(これは社長のご商売に関係しますが)注文を受けられる時期と、受けられない時期があるという特性を持っているのですが、こんなところに2年で50数万円も払うぐらいなら、注文を受けられる時期にリスティング広告を集中投下したほうがマシというのが結論です。

まあ、それは少し特殊なご商売(業界)の特性も絡んだ話ですが、年間を通じてアクセスユーザーを求める一般の業界で、かつ商圏が重要でキーワードに地名やエリア名を盛り込むことでメリットがあったとしても、やはりお勧めしないです。

もしコストパフォーマンスがいいとか、効果があるメディアなら、普通に営業マンなしでWebサイト(オンライン)で展開しているはずです。

いまどきWebのサービスで営業社員が飛び込み営業を掛けてデータを見せて説得する商売なんて、サーチコンソールやアナリティクスも見たことがないような顧客を相手にしたSEO会社とか、記事体広告の営業とか、ステマ屋ぐらいじゃないでしょうか。

いや、それはちょっと言い過ぎかも知れませんけど。
とりあえずテレアポや飛び込みで営業に頼るJWORDというメディアに魅力を感じません。

それでも積極的にセールスを掛けられたなら、キーワードの実例とともにどれだけの表示回数があったのか、統計的にクリック率はどれくらいなのか、提示してくれるかどうかは不明ですが・・アクセスユーザー1人あたりのコストを測ることが必要かと思います。

前述の社長にGMOが提案したプランだと2年間で545,400円。

1日あたりの広告費に換算すると、リンクの表示やクリックに関係なく約747円/日となります。

1日747円、見てもらっているかもわからない、クリックしてくれるかどうかもわからないリンクを買うわけです。

表示回数はキーワードにもよるので何とも言えませんが、視認されることも難しいような画面の位置で、単にひっそりと表示されるだけなら意味がありません。

不幸にも「うちのワンマン社長が営業に説得されちゃってやることが決まった」などということになったとしたら、長期契約を避け、まずは最低限のプランにとどめるべきでしょう。

そして、しっかりアナリティクスでJWORDからの流入数を計測し、1人あたりの集客費用をチェックすることが必須かと思います。

契約延長をしない根拠にするためにも(笑)


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