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Gmail(など)にメールが届かない5つの原因と送信側の対策(備忘録)

2014年03月19日 · カテゴリ:仕事ネタ

どうもGmailが潔癖主義というか、スパムメール対策レベルが高すぎるというか、Gmailユーザーにメールが届かないというやっかいな話に何度か出くわしました。
私自身はオロオロと気を揉むだけなんですけど(笑)、サーバ技術者の方には毎度頭が下がります。

さて、この「届かない」ケースとは、正確に言うと、「届いているけれど迷惑メールBOXに振り分けられてしまうパターン」と、「受信メールサーバでフィルタリングされるパターン」があると思いますが、ほとんどの場合は前者(迷惑メールBOXに振り分けられている)だと思います。
また特に、受信したGmailをさらに転送設定とかしていると、転送元のGmailのWeb画面で「迷惑メールBOX」に振り分けられていることすら気づかないのがフツーですから、届いていても(私の目に)「届かないゾ」ってことになるわけです。

ま、一部のケースに関しては腹立ちまぎれに記事として2か月ほど前に投稿していますが、ちょっと備忘録的にまとめておくことにします。

(1)送信サーバの逆引き設定漏れ
レンタルサーバに依存せずに構築したVPS等でよくあるケースだと思います。
届かないというクレームを受けて初めてやってないことに気づく場合もあるようです。
逆引きできないメールは迷惑メールが多いという理由で、受信はしているものの迷惑メールとして処理されて振り分けられているパターンですね。

なお、バーチャルホストの場合を想定しているのか、受信サーバは逆引き設定の有無だけ見てサーバ名の一致までは見ていないという話も聞いたことがありますが、Gmailでは正引き・逆引きでホスト名の一致まで見ているようでうす。

(2)v6 アドレスでの送信
逆引き設定に関係してきますが、逆引きのないv6 アドレスも(できないからと)ブロックしてしまうケース。

下記の記事を見ると、

gmail の逆引き制限(どさにっきLTE)
_ おとといぐらいからちらほら 話に出てたけど、gmail が逆引きのない v6 アドレスからのメールを蹴り始めたらしい。もうめんどくさいので主張は繰り返さないけど、バカですか。

記事を読み進むとGmail対策が記述されていました。
結論から言えば「IPv4で送ること」しかないようです。

(3)DNSのSPF設定漏れ
このドメインのメアドはこのIPアドレスから送りますよ、という設定がDNSのSPF設定ですが、他人のドメインを勝手に騙る「なりすまし」をブロックするために、受信サーバがDNSに確認しているものです。

SPF設定漏れで多いケースとしては、公式サイトとは別のドメインで特設サイトやECサイトを作って、そのサイトから「承りました」「お問い合わせ有難うございました」のような自動返信メールを公式サイトのドメインのメアドを使って送信している場合に、漏れていたりします。

例えば、example.co.jpのメアドを、通販のexample-shop.comのサーバ発信メールとして使っていたりすると、通販サーバ(発信元)のIPがexample.co.jpのDNS(SPF設定)に書かれていなかったということで、Gmailに迷惑メール扱いされるパターンです。

(追記)
SPF設定がDNSにちゃんと書かれているかどうかは、送信サーバのホスト名またはIPアドレスとメアドがあればこちら(SPFレコードチェック)のサイトで可能です。

(4)メールサーバがブラックリストに登録された。
このケースは私の経験で言うと、Gmailの受信サーバのレベルで拒否されました。
ブラックリストに登録されるというのは、メールサーバにレンタルの共有サーバを使っている場合がほとんどですが、同じサーバの同居者が悪さをすれば、全同居人が迷惑するわけです。

このケースに運悪く当たってしまった話は下記に書きました。

メールサーバに共有サーバを使う場合に考えられる、いわゆるブラックリスト入りのリスクについての話。

ブラックリスト入りしたからといって、すべてのメールサーバから村八分になるわけではなく、Gmailをはじめ、受信サーバにスパム対策をガッツリ組んでいるところだけですが、さすがに「おおむね届く(一部で届かない)」では済まない話です。

また、自分がとった解決策も下記に書きました。
メール送信サーバだけは、やはり専用サーバでないとビジネスには使えないって話。

結局共有サーバは結構な確率でブラックリスト入りしていることが多く、送信には使えないってことでSMTPサーバだけVPSに構築するという方法をとりました。それが下記。

smtp

なお、SMTPサーバがブラックリストに入ってるかどうかは、下記で確認できます。
mxtoolbox.com
または
blacklistalert.org

(5)Gmail受信者が迷惑メールとして報告し、Gmailが学習してしまった
Gmailのヘルプに下記の記述がありました。

迷惑メールとして処理される理由
Gmail の自動システムでは、ウィルスや不審なメールを識別し、メール全体のパターンを見つけ、Gmail ユーザーによる迷惑メール マークを学習することにより、迷惑メールを検出します。
(以下省略)

※太字は私がしました。
Gmailの管理画面で1ユーザーが迷惑メールをGmailに報告しても、どれほど(数的に)集計されたら、全体のフィルターに組み込まれるのかわかりませんが、意外に判定スコアは低いかも知れません。
せっせと「迷惑メールではない」ボタンをユーザーに押してもらうしかなさそうな・・・。

なお、なりすまし対策のSPF設定にも関連しますが、報告された「メアド名」だけがスパム判定に登録されると、なりすまされた正規のメアドが濡れ衣で被害を蒙ることになりますが、そこはよくできたものでSPF設定と連携しながら判定していると思われます。

ま、ごちゃごちゃ書きましたが、Gmail(など)に拒否される理由が上記各項の合わせ技だったりするケースもあったりして、テクニカルに疎い私としては頭の痛い事案でした。

(追記)
お名前.comの共用サーバでメールを利用している知人がいて、某社のメールサーバでspamhaus.orgのリストを元に弾かれる(届かない)という現象がありました。
実際、共用サーバで使っているSMTPサーバがブラックリスト入りしているのか(SMTPサーバ名やIPで)確認しても、なぜかspamhaus.orgのチェックではNot Listedと回答してくるため、除外申請も出せない状況でした。

しかたなく、SMTPサーバを外に設定してしまおうと思い、SPFの設定をお名前.comの「ドメイン設定」の「ネームサーバーの設定」にある「DNS関連機能の設定」を開け、TXT(SPF)の追加設定をしたところ、私の不注意ですが、共用サーバとの紐付けが切れてしまいました。
よく見ると、SPFの追加設定をする際、同時にネームサーバがgmoserver.jpから01.dnsv.jpなどに変わっちゃうわけでして。
共用サーバを使っている場合は、ドメインnaviにあるDNS設定でTXT(SPF)を追加すると、変えてはいけないネームサーバも一緒に変わってしまうわけです。
取り急ぎ、初期に戻す(「ネームサーバの変更」で共用サーバーSD「設定する」を押す)ことで、時間は数時間かかりましたが復旧しました。

結論から言うと、共用サーバを借りているユーザーはドメインnaviにあるDNS設定ではなく、サーバーnaviにあるDNS設定でTXT(SPF)を変更(しかも「追加」ではなく)しなければならなかったようです(汗)。

同じことをやろうとしている人がいたら、このあたり、自己責任でお願いします。
痛い目にあった素人の私のアドバイスとしては、まずはお名前.comのサポート(03-5456-2560)に電話してからのほうがよろしいかと思います。

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2 Responses to “Gmail(など)にメールが届かない5つの原因と送信側の対策(備忘録)”

  1. Ta** より:

    はじめまして。Ta**と申します。
    いきなりの質問で申し訳ございません。
    ブログを拝見させていただきました。

    先日ある日を境に一切gmailが届かなくなりました。
    迷惑メールボックスにもありません。
    何か解決策がありましたら教えていただきたいのですが。

  2. dame3212 より:

    Ta**さん、アクセスいただきありがとうございました。
    (Nameにフルネームと、漢字で苗字が入っていたので私のほうで勝手に伏字にしました)
    記事はGmail宛てに届かない(送信側の)話ですが、Ta**さんのご事情はご自身のGmailにどこからも届かなくなってしまったというものですね。
    何か別のメールに転送して受信とか、別のメールをGmailに転送して受けているとかではなくて、Gmail宛てのメールを直接受信していますか?
    もし別のメールに転送とか、Gmailに転送とかをしていると、その受信(POP)サーバの問題かもしれません。

    Gmail宛てのメールを直接受信しているのであれば、PCでGmailのページ
    からログインして、
    画面右上の歯車>設定>フィルタとブロック中のアドレス
    と進み、特にブロックしている設定とかフィルタ設定がないか確認してみるのもありかと思います。

    他のブログに書いてありましたが検索窓に
    -in:spam -in:trash -is:sent -in:drafts -in:inbox
    を入れて検索すると、受信して弾かれたメールも出してくれるようです。

    参考にならないかもしれませんが、取り急ぎお返事まで。

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