ほぼ完璧と言ってもいい逆SEOのお手本のような事例とコツ。(失敗例も追記済み)


最近、逆SEOに関する投稿を2つほどしましたが、今日はある意味成功事例の話。
先般、なんでこんなネガティブなキーワードが検索結果の果てまで(笑)覆い尽くされているんだろうって事例に遭遇しました。

下記のようなキーワードで検索すると、たぶん相当数のスプログ(スパムブログ)や、まとめサイトがヒットします。

トラックコレクター詐欺
トラコレ詐欺
トラブルコレクター(トラコレ)が詐欺
トラックコレクター(トラコレ)が詐欺
トラコレ(トラックコレクター)が詐欺

ほか、
トラックコレクター(トラコレ)が詐欺だと思うほど綺麗に撮れた海
などといった動画(実は静止画)コンテンツが不法に投稿されていたりといった状況です。

トラブルコレクターを略してトラコレとか、トラックコレクターもトラコレって思って欲しいようですね。

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(写真はトミーテック社より拝借)

私はトライフィールコレクションだと思ってました。

ただ、ほぼ完璧な逆SEOだと思いますが、さんざん調べたら少しは批判の声も顔を覗かせていましたね。

http://goo.gl/d1JpN6

私も余計なSLAPPとか起こされたくないので上記リンク先で話題になっている内容は書きませんが、上記のような情報は探し当てるのが大変なほど、逆SEOサイトがヒットし、検索結果を埋め尽くします。
検索結果は某サイト名と「契約」「詐欺」といったキーワードを使ったブログ名や題名のコンテンツばかりありますが、ほとんどすべては全然関係ない記事が立ちふさがる状態です。

ほんと、ほぼ完璧と言ってもいい「逆SEO」の事例ですね。

で、素人ながら思ったのですが、なんだか逆SEOのコツというかノウハウの一端が見えてきました。

つまり、逆SEOは、
検索でネガティブな情報を得ようとする人の、検索キーワードを必ず使う。
例えば、名前(社名・ブランド・人名・サイト名)+「詐欺」とか。
あえて発注者が心配するネガティブなキーワードを、守りたい名前とセットで使うことがポイントで、そうすれば検索したユーザーの検索結果を埋め尽くせるはずです。
発注者からすれば、+αのネガティブなキーワードを最も隠したいわけですが、それを組み合わせて使うというのは抵抗感あるでしょうね。
業者からすると(逆SEOのためだと)説得する必要があるかも知れません。

また、今回はサイト名も、たまたまかも知れませんが別の意味を持たせることに成功しています。
今回で言えばトラブルコレクターだったり、トラックコレクターだったり。
これも逆SEO業者の知恵なんでしょうね。

しかしねえ・・・。

逆SEOに異を唱える私としては、やっぱりオカシイ。
ブログなどでの体験談とか批評は、世間の評判という意味で他のユーザーにとっては当然参考になるケースが多く、一般的な情報収集活動なわけです。
そりゃ悪意をもった風評被害もあるでしょうけれど、ここまで世評を逆SEO業者の施策で封じられると、却って不信感がつのります。

SEOの場合、先日もGoogleが悪質なSEO会社に何らかの対処をすることを発表しました。
ガイドライン違反を繰り返す SEO 業者への対応について(Google ウェブマスター向け公式ブログ)
ブラックなSEO手法を使って却って発注者のサイトにペナルティが及んだりして、発注者からGoogleにも悪質なSEO会社の情報は伝わっているようですが、逆SEOの場合、どこの会社がやっているのかは(発注者が漏らさない限り)わかりません。

さすがにGoogleも通報がなければ逆SEO会社を特定できないでしょうし、しばらくはそのような業者(ビジネス)が暗躍し続ける気がします。

(2013年8月16日追記)
久々に見た「逆SEO失敗例」。

あからさまなスパムサイトを使った逆SEO対策が却って目を引いてしまって、数多くの2ちゃんねるのコピペサイトが”この逆SEO対策はすごい”と取りあげているのを見ました。

ここで施された逆SEO対策とは、千葉県の迷惑防止条例違反(盗撮)で逮捕されたA氏の氏名で検索すると、A氏の実際の職業(医者)とは全く違う(架空の料理研究家・A氏の)ページを検索結果の上位に表示させようとするもので、そのことによって事件報道の記事の順位が下がることを狙ったもの、と言えます。

しかし現状は、依頼者が隠したかった事件報道のページ群は上位に鎮座したままで、次に数多くの「事件と逆SEO」について書かれたコピペサイトが溢れ、その結果、逆SEO対策ページは検索結果のはるか彼方に吹き飛ばされています。

大変ご愁傷様です。

事件と逮捕者の氏名は書きませんが、その無茶な逆SEO施策がなければ2ちゃんねるの住人もコピペサイトもスルーしたか、取り上げても祭り(大騒ぎ)にはならなかったんじゃないかと思います。
しかし、急場しのぎだったのか、スパムサイトを中心とするあまりにも雑な逆SEO対策が却って目を引き、火に油をそそぐ結果となったというわけ。

こんな記事を書いてるお前も同類(油を注いてる)じゃん・・・と思われるかもしれませんが、一応、具体的な氏名を書かないよう配慮したつもりです。

そのうえで、あれこれ書きたいと思った本題ですが。

まずここで使われた「逆SEO対策」について。
使われた手法が、検索結果順位を操作する目的で、検索エンジンのためだけに作られたウェブページである点から、はっきり「検索エンジンスパム」と言えます。
Yahoo!の定義を引用すると「検索エンジンスパム」とは、検索キーワードと十分な関連性がないにもかかわらず、意図的に検索結果に表示されるように操作をしているウェブページを指します。

逆SEOに関してはすべてが検索エンジンスパムと言っていいかどうかは迷うところですが、やはりここで使われたものはクロ。不祥事を隠すために、さらにモラルに欠ける行為を依頼した点はまずかったと思います。

次に、本当にこのケースで逆SEOの業者は、プロとして効果が期待できると思ったのだろうか?

・やってみないとわからない。
・やらないよりはやったほうがいい。
・効果は別として依頼されたのでやった。
・効果ないと断っても、どうせ他社に依頼する。

そんな言葉が思い浮かびます。

基本的に逆SEOは守るべきブランドやサービス、社名等の公式な(正規の)サイトがあって、その守るべきサイトと悪評サイトの間に数多くの逆SEO対策サイトを割り込ませることで、悪評サイトの検索結果順位を下げるのがやり口。

今回のケースは、個人のサイトを風評から守るというのではなく、氏名で検索された場合を想定して検索結果の上位に逆SEO対策サイトのページで埋め尽くして、事件報道のページを下位に追いやるというもの。

その思惑自体、無理がありすぎな話です。

報道のページは、新聞社やニュース配信サイト等なので、下層の記事ページにしてもページランクはそこそこあるわけで、そこに急遽作った逆SEO対策ページをぶつけても、ほとんど意味がありません。

もはやプロなら「やってみなくてもわかる」「やるだけ無駄」と容易に判断できるレベルのはずです。

そうなるとやはり「依頼されたのでやっただけ」「断っても、どうせ他社に依頼するから受注した」なのでしょうか。

しかも今回、たまたまA氏の氏名で検索したネットユーザーに、その逆SEOのスパムなページが見つかって、恥の上塗り&さらに拡散となってしまったわけですが、効果も期待できないページを作った業者は・・・当然知らんぷりですよね。

ま、無茶な逆SEOを依頼したことが、さらなる拡散を生んでしまったことになりますが・・・。まさかとは思いますが、業者のほうから売り込んだわけじゃないですよね。
(それならもっとヒドイ話です)

島田紳助もそうだったように、弱り目なときは藁をもつかむ心境なのでしょうけれど、くれぐれもグレーなサービスには頼らないことじゃないでしょうか。
いや、そもそもは依頼者の猥褻な迷惑行為がダメなんですけどね。

逆SEOをするなら、即効性を期待して荒っぽいスパムサイトを乱立させるのではなく、数か月先にひっそりと埋もれさせるような手立てをとるべきではなかったのかと思います。
それと、犯罪を誘発したJK生の短いスカートを禁止する条例には、反対です。
もちろん、エリートな医者の人生を狂わせたパンツを禁止することも反対です。おなか冷えるし。

(2013年10月22日追記)
詐欺で逮捕された秋田新太郎(エステート24)の逆SEO対策の件。
2か月ほど前に逆SEOの記事の失敗例について書きましたが、今回は特に失敗とか成功といった話じゃなくて、別の要素も加えて雑感を書いています。

そもそもこの事件の概要は下記なのですが

(朝日新聞/10月19日配信より抜粋引用)
みずほ銀行から約2億円の融資を不正に引き出したとして、大阪府警は19日、太陽光発電システム販売会社「エステート24ホールディングス」(大阪市北区)の社長、秋田新太郎容疑者(28)と、同社元幹部の田中智久容疑者(36)の2人を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。府警は認否を明らかにしていない。

話題になっているのは、エステート24が給料遅配だとか社長が詐欺といった2ちゃんねるの投稿が先行していて、それに対しフジテレビ『とくダネ!』が7月にエステート24を誹謗中傷の被害者として擁護していたというもので、相変わらずTV番組制作者の事前調査不足というか、ネットの噂=嘘という前提での失態なのか、TV局のネットに虚弱な体質は手つかずで継続中のようです。

それに今回はネオヒルズ族のお2人方も関わっちゃったようで、秋田新太郎氏が応援してくれたとか、対談したとか、ソーラー事業で提携といった記事は”秒速で”削除されてましたね。

秋田社長と手を組み
1月からソーラー事業に参入します!
若くして200億近い年商の秋田社長との今後のビジネスが本当に楽しみです。

そんな発表をしてワクワクしていた大御所Y氏も勿論、とんだ飛ばっちり(被害者)なんでしょう。ま、みずほ銀行と違って2億円ぐらい損しても秒速で稼いじゃう方なんで大丈夫でしょうけど、提携先はよく調べたほうがいいんじゃないでしょうか。

こうしてみると、飛ばっちりとはいえ、秋田新太郎氏との対談記事やエステート24と提携を発表していたネオヒルズの某社、伸びている企業の社長を賢者として紹介してた某サイトなど、見た限りではコンテンツを単純に削除したままですが、本当はただ削除で終わりじゃなくて、(削除に至った旨の)リリースがあってもいいような気もします。

さて、逆SEOですが。

エステート24ホールディングスの秋田新太郎社長は、フジテレビによると毎月1,000万円ほどかけて誹謗中傷対策をしていたとあります。
(金額がホントに毎月1000万円だったかどうかは別にして)
フジテレビで取り上げてもらったのも、風評の打ち消し策の一環だったのでしょう。
そりゃ2ちゃんねるよりフジテレビのほうが世間の人々は信じますから。

で、その摘発より先行していたネットではどんな対策をしていたのかと、ちょっとググってみましたが、今年5月~7月頃に始めたであろう、無料ブログサービスを使った対策しかヒットしませんでした。

無料ブログで『エステート24の秋田新太郎』というタイトルで、私が数えた限りでは下記の14サイト。
wordpress、Gooブログ、Yahoo!ブログ、Ameba、ライブドアブログ、楽天ブログ、ウェブリブログ、Seesaa、yaplog!、shinobi、jugem、cocolog、fc2ブログ、DTIブログ。

ほか、

秋田新太郎シェフのとっておきレシピ☆
撮り鉄でも乗り鉄でもない鉄道ファン秋田新太郎のブログ。
新社会人必見、秋田新太郎のビジネスマナーブログ。
大自然を愛する秋田新太郎の大自然旅行記。
秋田新太郎のノンフィクション物語
秋田新太郎の感動する仕事話を紹介するブログ
超常現象を探る秋田新太郎のブログ。

などがありましたが、すべて独自ドメインもとらずの無料ブログ。
※同姓同名の別の方のブログでないことは、名前の不自然な連呼でわかります。
内容も他のサイトからのパクリで、お金かけてないですね。
誹謗中傷対策に毎月1000万円かけてたって話も、ちょっと怪しい感じです。

あと、ちょっと思ったのは、エステート24の経営陣はともかく、今回の摘発は融資詐欺で、やってた事業は(今のところの情報ですが)別に悪徳だったわけじゃないんでしょ?

リフォームとか太陽光関係は一部に強引な訪問営業とか手抜きの工事といった業者の噂も聞いたことがありますが、もしエステート24がフツーな事業活動ならば、会社としてじゃなくて経営陣の問題。

エステート24の社訓(6箇条)が秋田新太郎のブログにありましたが、その1が下記。

1、損得ではなく善悪、正しいかただしくないかが全ての行為の判断基準だ

トップが社訓(善悪が全ての行為の判断基準だ)を守れないんじゃ、路頭に迷う社員がかわいそうです。

(追記)
アイレップの小生がひそかに尊敬する渡辺さんがTwitterで「外注先業者に1000万円/月なら相場的に、依頼内容的に妥当な金額」とツイートいただき感激しています。
あと、逆SEOだけじゃなくてこまめに2ちゃんねるで弁護士さん経由で削除依頼をしていたこともわかって来ましたが、そういった対策で結構費用が掛かっていたんですね。


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