初めに言っておくと、「passpack」はWebのパスワード管理サービスで、無料。
「パスワード総合管理」は秀丸でおなじみのサイト―企画のシェアウェアソフトで、記事を書いている現在はVer3.04で税込1,080円。
5つ以上の登録に必要とありましたが、だいぶ溜まってからカードで支払いをしました。
なおどちらも別に最新のサービスとかソフトではなく、以前からあるものです。
私の場合、最初、オンラインで「passpack」だけ使っていました。
その後、手元のPCのソフトと2重で管理するほうがいいかと思ってノートPCに「パスワード総合管理」をインストールしたのですが、段々2つに登録するのがめんどくさくなって、結局、後者(パスワード総合管理ソフト)だけになってしまいました。
まあどちらか1つ選択と思ったとき、ちょっと悩みました。
passpackのほうは無料ですし、ID、パスワードだけでなくPacking Key(暗号化・復号化キー)も要求するなど、結構すぐれものでした。
まだpasspackのアカウントとデータは残していますが、スマホやタブレットでのニーズが増えるようならそっち用に使うかも知れません。
なお、ソフトのほうはPCの引っ越しの際に何か面倒なことはないかと思って「パスワード総合管理」のサイトー企画に問い合わせたら、「例えばUSBメモリとかUSB接続の外付けハードディスクとかがあれば、そこを経由して古いパソコンから新しいパソコンにファイルをコピーするだけでいいです。」とのことでした。
ほか、ソフトの場合、PCがクラッシュしたら・・・ということになりますが、まあPCの引っ越しのことも考慮して「OneDrive」のDirに入れてあるので、クラッシュしてもなんとかなるかと思います。
で、いまさらながら何故パスワードの管理などといった平凡なことを書いているかというと、先日INTERNET Watchに載った、下記の記事を読んだから・・・なんですケド。
20~50代の4割以上がID・パスワードを6個以上運用、“パスワード難民”“パスワード疲れ”も(INTERNET Watch/2015.02.10)
自分自身のID・パスワードが分からなくなったことがあると回答した人は、全体の93.9%。また、パスワード管理方法については、「記憶している」が60.2%と最多。「手帳やノートにメモしている」が39.8%、「パソコンやスマートフォンにメモとして保存している」が25.7%と続いた。一方で「IDやパスワードの管理ソフトを活用している」と回答した人は9.7%にとどまった。
(以下省略)
上記記事には「4割以上がID・パスワードを6個以上運用」とありますが、一般的には「4割以上がID・パスワードを6個以上運用」でしょうけど、たぶん商売によっては30とか50とか100以上の人も世間にはゴマンといるはずです。
御多分に洩れず、私も商売柄(Web屋ですが)、PCのログインに始まって、イントラや、外部の複数のレンタルサーバやら複数のドメイン、写真素材屋さん、音楽素材屋さん、様々なネットサービスのログイン、さらには個人の複数のSNS、ネットバンキング、カードのMyページ等々を数えると・・・とんでもない数になってました。
単純にブラウザで要求されるID・パスワードだけならブラウザのプラグインのロボフォームなどが便利なんですが、3,500円もするし、ID、パスワード以外の付帯情報とか、(ID・パスワードに限らず)機器やネットワークの設定情報といったものには向きません。
そうなると、紙かデータファイルかは別として「メモ」を残すしかないわけです。
で、INTERNET Watchの記事にある
「手帳やノートにメモしている」が39.8%
「パソコンやスマートフォンにメモとして保存している」が25.7%
という、パターンになっちゃうわけですが、メモとして保存する人もワードやエクセル等に書いてそのファイルにパスワードを掛けるという人もいれば、単なるテキストファイルに無防備に書くだけの人もいますよね。
はい、私も半年ぐらい前までテキストファイルに書いてました。
しかもダラダラと書きまくる感じで。
そんなダラダラした管理方法じゃいかんということで、冒頭近くにも書きましたが、ネットの「passpack」を使いはじめ、その後2重管理に疲れて「パスワード総合管理」というソフトにしちゃったわけです。
ま、私と同じような境遇の方で、いまだにダラダラとメモで管理していて、しかもカネはあまりかけたくない方には、ネットの無料サービス「passpack」か「パスワード総合管理」(1,080円のシェアウェア)がオススメかと思った次第です。