たった1本の記事で総アクセスの40~45%を占めてしまっている”危機的な”ブログ、それはこのブログです。
このブログは2007年10月に始めて10周年を迎えつつあります。
記事も950本ほどになります。
こうしてこのブログ世界の片隅で、ひっそりと地味な記事を長年書いていると、いくつかの記事は(たまに)一時的にアクセスが集まることがあったりします。
また、ニッパチの法則(パレートの法則)とでも言いましょうか。
20%のコンテンツがアクセスの80%を占めているという状況が、ある意味自然というか、よくあるパターンかと思います。
しかし、今ちょっとした悩みがあって、記事タイトルに書いた通りですが、950本の記事のうち、たった1本でアクセスの40~45%を占めているというものです。
その記事のアクセス総数に占める割合は、以前から20%程度あって高かったのですが、ここ数か月のあいだに倍増してしまったようです。
そのおかげでアクセス総数がじわじわ右肩上がりで伸びていたのを、てっきりブログ全体の評価が少しあがったのかとオメデタイ誤解をしていました。
これを会社に例えたとすれば・・・。
コンサルから「あなたの会社の業績がトータルであがったのではなく、たまたま一人のスーパー営業マンが、たまたま当たってるだけです。」と言われているようなものです。
だいたい1日に見られるページは平均140ページ程度なので、一人のスーパー営業マンが売り上げの40~45%を稼ぎ、残り55~60%を140人の営業マンが支えているという状態です。
データを見て、直感的にこれはちょっとヤバいと感じました。
下記は1週間前のページ別アクセスデータの一部です。
さらに言えば950人の会社(950記事のブログ)なので、800人ほど終日働かない社員(記事)がいますが、それは駄文ばかりなのでしかたないところ。
しかし、これは危機的です。
もしその記事がなかったら、アクセス数はガクンと半減してしまうことになります。
私にとってアクセスは、ブログを続けるうえでのガソリンです。
その記事は上の画面キャプチャでも見れますが、3年近く前の2014年03月19日に書いたもので
Gmail(など)にメールが届かない5つの原因と送信側の対策(備忘録)
というものです。
そこでブログを企業経営に例えて、会社の社長になったつもりでいろいろ対応策を検討しました。
1.能力の高い営業マンを追加で雇う=人気の記事を書く。
「それは社長、無理っす!」
「そもそも長い期間書いてきて、書けなかったのだから急に言われても・・」
そうですよね。却下です。
では既存の数多くの記事に目を向けました。
2.記事のタイトルを見直し、内容が伝わるものに変える。
これは比較的ラクです。
当社のスーパー営業マン(記事)のタイトルにある、「5つの原因と送信側の対策」という要素がいいのではないかと思いました。
振り返ると、自分のクセですが、なにか問題ががあってそれを解決した記事でも「***の件」「***の話」と、テキトーに付けていたところを反省し、「***の解決策」「***の原因と対応策」というように、内容をわかりやすくしました。
気づいたところで30本以上タイトルを修正済みです。
タイトルを変更したものは、Google サーチコンソール(旧ウェブマスターツール)のFetch as Googleで、インデックス登録をリクエストしました。
この記事のタイトルも「***の改善策」ですが、自分のブログの事情を書いて改善策をアピールしても「勝手にしろ」と思われるだけですけど。
3.多少成績が良い営業マンを再教育=記事内容を再チェックしてリライトする。
まず、(今は変わってしまったような)記事の古い情報を書き直したり、書き直せないものはあっさり削除する。
これは見つけ次第なので、即というわけにはいきませんが、微修正もいれて20本ぐらい更新しました。
対策を始めて10日ぐらいですが、目に見える結果はすぐには出ないと思います。
放置している社員(記事)のなかで、更新すれば価値が出てきそうなのもまだあると思いますが、スーパー営業マンの成績が良いうちに他の営業マンを育て、増やしていこうと思った次第です。
(2017/03/23に下記の記事を書いています)
1本の記事で総アクセスの40~45%を占めているブログの改善(1ヵ月後報告)