この私のブログは、コロナ禍に入ってアクセス数が前年比で30%ほどにまで落ち込んでいるのですが、まあ、更新頻度も活発ではないので仕方ないところです。
しかし、一昨日あたりから1つの記事にアクセスが集中し、1000件ほどのユニークアクセスを稼いでいました。
それは昨年(2019年)11月に書いた「国境なき医師団からの残念な募金DM。」という記事です。
たぶんまた、昨年と同じように国境なき医師団が募金のDMを大量に送信し、不審に思った方々が私の記事にアクセスしていただけたのでしょう。
大変ありがとうございます。
それはそれで、過去の記事がいきなりバズることはよくある話なのですが、ちょっと気になったことが、この記事のタイトルどおりで、ブログの記事タイトルを丸パクりされていることに気づきました。
「国境なき医師団 DM」等で検索をしてみると下記のように検索結果が出ます。
検索の順位は私のほうが上位になったり下位になったりしますが、パクったサイトのほうは星マークもついて評価されています。
確かに、”国境なき医師団からの残念な募金DM。”などというタイトルはそれほどユニークだとは思いませんが、偶然の一致とは思えません。
それで、そのサイトをクリックしてみると、・・・
あらら・・・。怪しさ200%、というかよくあるフィッシング詐欺サイトじゃないですか。
アンケートの最後にクレジットカード情報を打ち込ませるやつ。
しかし、「市原市」ってなんだ??
私は千葉県ですが、市原市でも市原市の周辺地域でもありません。
それはともかく、数秒経つと下記の画面になります。
おめでとうと唐突に表示してアンケートに答えさせる詐欺サイト、もしくは乗っ取りをされたサイトのようです。
ドメインを見ると.com.br、つまりブラジルのドメインです。
記事のURLは下記ですが、(http://は外しておきます)
hml1img.lojasrenner.com.br
このURLのサブドメインを外した状態で見ると、
lojasrenner.com.br
はポルトガル語で書かれたブラジルの衣料系のECサイトのようです。
なぜ、そのようなサイトのサブドメインに、怪しい日本語のページがあるのでしょうか?
以前、経営コンサルタントと名乗る方に記事の本文を丸パクりされたことがあります。
この時は、そのブログに削除を要請し、かつGoogleにインデックスから除外するよう要請(DMCA著作権侵害の報告)をしましたが、さすがに今回はタイトルだけですし、タイトル程度で侵害報告してもGoogleが承認してくれるはずはありません。
本文丸ごと2つのブログに転載されたときですら、1つはGoogle(のAI?)が認めてくれましたが、もう1つは何故か侵害とは判定できないと拒否されたぐらいですから、放置するしかないと思いました。
でも、こういったブログ記事を丸パクりして、検索エンジンにヒットさせ、詐欺の手段に使われるのは嫌なものです。
2020年11月29日追伸
Googleにフィッシング詐欺の報告というページがありました。
さっそくこのサイトをフィッシング詐欺で報告しました。
これで一安心です。