Webサイトを閉鎖してFacebookに1本化した佐賀県武雄市のこと。

4か月ほど前にWebサイトを閉鎖してFacebookに1本化した佐賀県武雄市のことを書きました。

[佐賀県武雄市]なぜはWebサイトを閉鎖してFacebookに1本化する必要があるの?(2011.07.30)
[佐賀県武雄市]なぜはWebサイトを閉鎖してFacebookに1本化する必要があるの?(その2)(2011.08.01)

まあわざわざリンク先の投稿は読んでいただかなくても、投稿の内容は「別にWebやめてFBに1本化する必要ないんじゃない?」という趣旨です。

それで、昨日(12/14)、またITmediaニュースに佐賀県武雄市長(樋渡市長)へのインタビュー記事が出ていました。

「2ちゃんねるで叩かれていた」――Facebookにはまり続ける武雄市長の“野望”とは
「当初の目標からすれば100%どころか、1000%くらいの成功ですよ」――佐賀県武雄市が公式ページをFacebookに移行してから4カ月。同市のFacebookページの「いいね!」の数は9000を突破し、総アクセス数は1000万PVを超えているという。

それはおめでとうございます。

インタビュー記事を読むと

例えば市内の70歳の人がどのようにFacebookと向き合っているかというと、要はクルマと一緒で、自分で運転はできないけど“同乗”している。つまり、キーボードは打てなくても、家族の誰かがFacebookを使っているのを一緒に見たり、書き込ませたりしているわけです。

通常のWebページとFacebookページの間には、まだ「壁」があると思うのですが・・、まあいいや、次!

(万が一のデータ消失に備えたバックアップなどへの懸念には)
全然ないです。市のページに上げているデータなんて全部なくなったっていいぐらいなので。例えば観光情報とかは全部紙媒体で残しているので、いつデータがなくなってもかまわないわけですよ。

これは市のWebサイトに対しても同じ発想だったのでしょうか。
実際、データだけじゃないでしょう。Webサイトでカタチになったデータ=コンテンツは市民の税金によって作られた資産のはず。
作り直すのもカネがかかります。Webサイトでも同じで、なくなったり改ざんされちゃ済まなくて、そうならないためにリスク対策があるはずです。

(災害などの緊急時にたまたまFacebookがダウンしていたら)
その場合はTwitterがあるので大丈夫です。例えば今でも洪水警報などの緊急情報はTwitterで流している。

どこまでSNS好きなんでしょうねww。
でもここまで一貫してるというのはちょっと見直しましたww。
武雄市民が選んだんだから、部外者の私にとっては「ま、いいか」「なま温かく見守ってあげよう」とも思えてきます。

Webサイトを閉鎖してFacebookに1本化した佐賀県武雄市のこと。” への2件のフィードバック

  1. はじめまして!別記事ですがトラックバック頂きありがとうございました!
    トラックバック経由で初めて拝見させて頂きました。

    この記事について強く同意します。
    Facebookにコンテンツを置くことはリスクになりうるのに、話題性だったりとか手間といった近視眼的なコストにばかり目が行っている状態を見ると震災あたりで「予想外」連発していた方々を想像してしまいます。

    こんな事象にも今の日本の憂うべき状況がでているのが哀しいですね。
    またちょくちょくおじゃまさせて頂きます!

  2. filterQさん、コメントありがとう
    それと「スパムな毎日」(URLが間違ってたので修正しましたww)にもfilterQさんの記事を(Botが)掲載させていただきました。

    佐賀県武雄市のFBに関しては、やっちまったもんはそれでいいとして、あとは首長が変わっても、FBという私企業のサービスが変わっても「持続可能か」という点でしょうかね・・。

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