今は休眠中のYahoo!ブログで2年も前に書いたテーマで、このブログでも1年前に少し書きましたが、いまだにこのソフトのサブスクリプション(Subscription)契約の解除の問題でアクセスが多くあります。
ここに改めて、スパイウェアドクターの契約上の問題と対処経験を書いておきます。
まず、スパイウェアドクター(Spyware-Doctor)について。
はっきり言ってゴミ。いや、逆に不正なソフトだという疑いもあるソフトです。個人的にはインチキだと思っています。
PCツール「スパイウェアドクター」のページ
http://www.pctools.com/jp/spyware-doctor/
しかし、問題はサブスクリプションです。
ダウンロードで買い切りだと思っていたら、1年後にまた引き落とされること。
放置すれば死ぬまで引き落とされる。
・・・という落とし穴があります。
私は2006年夏に、カードで購入、ダウンロードして使ってみて効果がなかったため、アンインストールしてしまいました。
そんなソフトの存在も忘れた、ちょうど1年後の夏、その会社の請求代行業者から請求書のPDFとともにメールがきました。
お客様のクレジットカード(MasterCard)は\4,490で受け付けられました。
クレジットカードの明細には、「PC TOOLS SOFTWARE」と記載されます。
発送に関する詳細情報は、Eメールで別途送信されます。この請求書は、お客様の「Spyware Doctor – Annual Subscription」サブスクリプション(注文番号: *******、サブスクリプション開始日: 2006/08/**)に対するものです。
次回の支払い期日は、2008/08/**9です。
商品を今後もスムーズにお使いただくために、サブスクリプションを自動的に延長させていただきました。お支払い代金はすでに弊社に入金されています。
ご注文の請求書はPDFファイル形式でこのEメールに添付されています。
1回こっきりだと思ったソフト代金が、実は毎年引き落としだったのです。
確かに 購入規約をみますと
定期購読をベースに製品を購入された場合、お客様は当初の期間の終了後、お客様が最初に製品を購入された際の金額(以下「更新料」)を購入された日付けに、弊社が毎年直接お客様のクレジットカードに請求することで、サポートとアップデートを受ける権利を自動的に当初の期間と同等の期間(各「更新期間」)延長することを認めたものとします。
とあります。
つまり購入時のクレジットカードNoで勝手に毎年\4,490引き落とされるわけです。
確かに規約を見落としたという意味では私の落ち度です。
でも、このやり方は普通じゃないでしょう。むしろ、わざと、です。
そこで普通は、誰しもキャンセルの手続きを探します。
「よくある質問」には・・・
キャンセルに関するご質問は、文書(Eメール)にて弊社カスタマーサービスまでお問合せください。その際、ご注文の取り消し理由を簡単にお教えください。
とあります。
そのときは探しきれませんでしたが、一応問い合わせフォームはこちらです。
http://www.pctools.com/jp/contact/refund/
しかし、結果から言いますと、サブスクリプション自動更新であれば、そのキャンセルは、自分の注文履歴にログインして、注文詳細のページでできました。
サブスクリプションのキャンセル方法.
私の経験で書いておきます。
(1)PC TOOLから来たメールに書いてある自分のマイアカウントのログインページにいきます。
https://secure.pctools.com/jp/myaccount/
(2)そこでID、PWDの欄があります。
IDはメアドでしたがPWDは設定した覚えはないでしょうから、「パスワードをお忘れですか?」にまず進み、再発行して、それでログインします。
(3)ログインしたページに自分の購入履歴があります。
[注文の概要]
品目 1. Spyware Doctor – Annual Subscription (#・・・)
品目 2. Spyware Doctor
とあるはずです。
(確かAnnual Subscriptionの商品名だったと思いますが)商品名をクリックすると次のページが開きます。
(4)SubscriptionがAutoになっていれば、自動継続という意味です。それをキャンセルします。
記憶が定かではないのですが、CancelかManualか(いずれにしてもAUTOではありません)にして更新します。
*Autoままにしておくと毎年引き落とされてしまうはずです。
さて、購入時のメアドが現在使えない方は、上記の対処ができないと思います。
もしパスワードを設定していたら上記のURLでログインを試してキャンセルは可能のはずですが、パスワードを設定していなければ(購入時のメアドで受信できないために)手続きができないと推察します。
この場合は、一応PCTOOLSの上記の問い合わせフォームに、
使えなくなったID(メアド)、返信先メアド、商品名、Subscriptionをキャンセルする旨送信した上で、クレジットカード会社に相談し、引き落とされた会社(PCTOOLS社)との契約を解除してもらうことが賢明です。
なお、上記経験的対処は昨年(2007年)夏の情報です。
更新すべき情報(管理画面とか、文言とか)をご存知の方がいましたら、コメントにてお教えください。
(COMMENT)
AUTHOR: dame31212
DATE: 01/20/2009 10:19:24
TITLE: 匿名のかたへ
お返事が遅れてすみません。気づきませんでした(汗)
スパイウェアドクターを無視して別のソフトを購入するか、ということですが基本的にスパイウェアドクター無料版で出た結果そのものが怪しいです。スパイウェア汚染を心配されるのでしたら、スパイボットとかの無料版で充分じゃないでしょうか。もちろんウイルスチェックソフトは別に必要ですが。
(2009.06.15追記)
曖昧なソフトのサブスクリプション(自動更新)契約にメス。
まさに、スパイウェアドクターのサブスクリプション契約と同じ。
SymantecとMcAfeeに罰金、契約の自動更新問題でNY州と和解
(2009年06月11日)
両社の製品を購入した消費者からは、契約更新のことを知らされないままクレジットカードから更新料が引き落とされたとの苦情が寄せられた。調べたところ、契約の自動更新については使用許諾契約の末尾に極めて分かりにくい形でしか記載していなかったことが分かったとしている。
今までは、とかく「契約書をしっかり読まない日本人」で一方的に片づけられてきたようにも思います。
確かに「契約書」を軽く考える風潮はマズイですが、目立たないところにわかりづらくサブスクリプション契約が書かれていること自体、誤解させるというか、曖昧に理解させるような作為があるわけで、今後の健全化に結び付けばと思います。