MfAスパムについて。改めてアートビラージサイトをこのブログで批判する理由。


匿名で先週、MfAについて聞かれました。
いまのところ姿勢は変えません。
ググればわかりやすい記事が出るとは思いますが、ちょっと時間があったので改めて書いてみました。

まず、MfA(Made for AdSense)とは?
面倒なので「IT用語辞典バイナリ」からの引用で済ませます。

MfAとは、Googleが提供しているAdSenseの広告を表示させるためだけに開設されているWebサイトのことである。
MfAのコンテンツの多くは、自動生成されたほとんど無意味な文章や、ニュースサイトからの引用の羅列となっており、その間にAdSenseの広告が多くのスペースを使って表示されている。検索エンジンからたまたまMfAを訪れた人が、AdSenseの広告をクリックすることで、MfAの作成者に広告収入がもたらされる。MfAはこの収入のみを目的としている。

(11/4昼に追記)
ここで取り上げているのは、安いキーワードでAdsenseに広告を出して、高いOverture広告だらけのサイトにユーザーを集め、その利ざやかせぎをするサイト(アートビラージサイト)です。

Google Adsense(又はその他のキーワードマッチ広告)でアクセスを集めていますが、MfAサイトにはOverture広告を中心とした広告リンクしかなく、そこでアクセスユーザーの知識となるコンテンツがほとんどありません。
最近ではブログ検索結果の部分表示が勝手に多用され、情報を提供しているかのような体裁をとっていることが多く見うけられます。
MfAサイトのそもそもの目的が、Google Adsense(又はその他のキーワードマッチ広告)に安いクリック単価で広告を出稿し、サイトに掲載しているOverture広告へ誘導。そのクリック単価の差額を得ることを目的としています。
つまり、例えばAdsenseによって5円で集めたユーザーに、Overtureの50円のクリック単価の広告をクリックさせるとして、その利ざや稼ぎのためだけにあるサイトということが言えます。もちろんクリックせずにブラウザを閉じてしまったり、戻ってしまうリスクは負います。

そもそも、なぜMfAが成立するのか?
MfAサイトを存在可能としているのはOverture広告の表示規定。
Overture広告をサイトに掲載できる基準は、ある意味特権となっています。

弊社の広告サービスコンテンツマッチやスポンサードサーチは、サービスの拡大を続けており、それらの広告を御社所有のサイトに掲載させていただくことにより、サイトの所有者様に新たな収入源を提供させていただいております。

この掲載基準は、実は非常に限られたサイトとなります。

弊社広告の掲載をご希望のサイト所有者様へ。
弊社との提携は、原則として月間1000万ページビューを超える良質なトラフィックをお持ちのサイト所有者様に限定させていただいております。

以前の記事と重複しますが、「月間1000万ページビューを超える良質なトラフィックをお持ちのサイト所有者様」なのです。
MfAサイトがある意味自由競争なアフィリエイトであれば、そこに競争が生まれ、クリック単価は上昇するのではないか?とも思います。(まあMfAだらけになってしまうのはそれはそれで問題ですが・・。)
MfAサイトを数的に制御しているのは、このOvertureの提携パートナー規定だと思います。

では、なぜAdsenseの広告会社であるGoogleアドワーズは、MfAサイトとの取り引きをしているのでしょう?

私もわかりません。

古いCNETjapanの記事ですが(2006.11.13)、こんな記述がありました。
(以下引用)
CNETJapan 「コンテンツ連動広告で稼ぐ人々(1) – MfAサイトとは?

GoogleやYahoo、Microsoftなど検索連動広告提供事業者から見れば、このような価値の全くないコンテンツを持つWebサイトの広告が大量に出稿されるようではユーザのサーチエクスペリエンスの低下を招き、結果的にレリバンシーの低下、ユーザや広告主の離反を招くことになるわけで放置するわけにはいきません。GoogleはYahoo!と違い、あくまで(限りなく)100%機械的に=検索技術で問題を解決する企業ですから、ランディングページの品質を自動的に判断し、問題があるサイトの品質スコアを下げることで最低入札価格単価を上げさせることでMfAを成立させない施策をとろうとしているわけです。

書いた方の主観かもしれませんが、「GoogleはYahoo!と違い、あくまで(限りなく)100%機械的に=検索技術で問題を解決する企業」とあります。
私も、アドワーズを顧客の代理で申し込んだり管理した経験が若干ありますが、やはりそんな印象です。
目視によるチェックをどこまでしているのか?期待できません。
とりあえず、機械的にできること(?)として、Google自体はMfAサイトをインデックスから削除の方針を発表しています。
「インデックスから削除」とは、ググっても検索結果に出さないことを意味します。
(これも古い記事になりますが)

(以下引用)
グーグル、MfA(Made for Adsense)サイトをインデックスから削除(SEMリサーチ)
米Google・Search EvangelistのAdam Lasnik氏が、アドセンス広告による収益のみを目的とした、品質の低いサイトMfA (Made for AdSense)サイトはGoogleインデックスから削除される場合があることを明らかにした。

しかし、先ほどのMfAサイトは(一部を除き)、Metaタグのdescription(サイト説明)もkeywords(サイトのキーワード)も書いておらず、検索エンジンに依存していません。もしインデックスを削除しても効果は望めない気がしますし、実際、私の知る限り、このようなMfAサイトはどこもインデックス削除されていません。
もし、アドワーズが目先の広告主の広告料よりも「ユーザのサーチエクスペリエンスの低下」を重く見るのであれば、何らかの広告出稿基準を見直しているはずです。
残念ながらアドワーズの現状はそうではない、と言えるようです。

とりあえず、MfAは批判し続けます。
記事削除を希望されるMfA運営会社様がいましたらお申し出ください。
検討いたします。


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