Office365を検討してみたが、まだ導入に至らず。(結果、1年後に導入した)

(追記)
この記事を書いたあと、翌年の2014年に、ついにOffice365を追加や入れ替えのPCとともに導入し始めました。
結局、Officeのプリインストール版のPCだと、ライセンス管理が面倒なことが理由です。
ただ、困ったことに、社員が増えてPCを増やしたり、リースが終了して数台入れ替えたりという感じで、毎年何月と固定しているものではありません。
しかし、Office365のライセンスの追加はバラバラでも、更新は年1回という仕組みのため、昨年は8月だったけど今年は10月という現象や、5月に2ライセンス追加したのに、1年経たずしてまとめて10月に更新といった現象に遭遇します。
特に新規追加をすると全体の更新日が後ろに延びるため、決算をまたぐと経理的にややこしい気がします。
その件に関しては2016年10月に書いた下記の記事をご覧ください。
Office365のライセンスを追加する度に全契約の有効期限が変わる計算式の件。

下記は2013年4月20日に書いたオリジナルの記事です。

2つ前の記事で SkyDriveについて書きましたが、その流れでちょっと気になってた「Office365」ってどうなの?というか、導入について考えていました。
Office 365はWindowsおよびMac上で実行できるOfficeアプリケーションと、グループウェア機能がセットになっているもので、プランも個人と企業規模によって小規模向け、中規模向け、あらゆる規模(大規模)向けと複数用意されてます。
MSの説明では

Word、PowerPoint、Outlook、Excel をはじめとする Microsoft Office にほぼどこからでもアクセスできます。 さらにビジネスに最適化された電子メール、公開 Web サイト、HD ビデオ会議などのサービスも利用できます。 Microsoft Office は、IT 専門知識がなくても簡単に管理できます。

自分が検討したプランはOffice365の中規模企業向け(1-250 名)のOffice 365 Midsize Busines Premium(12,360円/年)のほう。

で、まずはアプリケーション(ソフト)としてのOfficeですが、パッケージ製品は「Home and Business」が法人だと一般的ですよね。これに含まれているのはWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Access、およびその他のデスクトップ バージョン。

Office 365だと、「Midsize Business」で年14,760円。
パッケージ製品だと定価では「Home and Business 2013」で36,540円。
PCのプリインストール版だと、ちょっとググってみたら、lenovo(IBM)は26,250円と高かったけど、DELLあたりでは10,500円程度。
おおむね2万円前後でした。
PCは一般的には4年~5年、壊れない限り遅いだボロいだの文句を言いながらさらに使い続けたりするケースもザラですので、どう考えてもOffice365のほうがアプリケーションの費用としては割高です。

メリットとしては最新のバージョンが使えるということと、ライセンス管理がしやすいということかな。
特にライセンス管理は、中小企業でシステム管理者が1人しかいないようなところだとけっこう苦労するものだし、オマケにここ数年、MSから直接ライセンスの調査依頼が飛び込んで来たりで、そんな負荷を考えるとソフト代のコスト増ぶんぐらいは安いものかもしれません。

もし導入するなら(既存のOfficeとの共存もOKとは言ってるけど)現実的にはOfficeのインストール済みPCはそのままで、PCの買い替え時に徐々に365に切り替えてゆくというパターンじゃないのかな。

あと、チェックすべきは、Office365のグループウェアとしての機能。

<Exchange Online>
そもそもExchange Onlineってなに?ですが

Exchange Online (電子メール) とは
メール、予定表/仕事共有、施設予約などの Exchange Server 2010 のグループウェア機能を、クラウド ベースのサービスとして提供します。

・・・とあります。
自分の場合は特に既存のメアド、メールサーバの設定変更までして導入するメリットは感じませんでした。予定表機能も別のものを使っているし、バカでかいメールボックス(25GB)もあまり魅力は感じませんでした。あとOutoLookを強要されるのもなあ・・・。

とりあえず設定について書かれていた方がいましたのでリンクを書いておきます。
Exchange Onlineへのメール移行例(2012.12.19/日々徒然)

<SharePoint Online>
外部ストレージ関係ですが、今現在他のものを使っているので用が足りてます。
とりあえずMSの説明は下記。

SharePoint Online (共有) とは
情報共有サイトや社内ポータルなどの SharePoint Server 2010 のグループウェア機能を、クラウド ベースのサービスとして提供します。

<Lync Online>
これもイントラのミドルウェアやSNS的な業務連絡システムの合わせ技のような機能ですが、すでにそんなWebのサービス(システム)を導入済みの会社は切り替えメリットが乏しい気がしました。

Lync Online (Web 会議) とは
在席情報 (プレゼンス)、インスタント メッセージ (チャット)、Web 会議などの Lync Server 2010 の機能を、クラウド ベースのサービスとして提供します。

こうやって見ていくと、グループウェアの機能に関しては、すでに他のシステムで不満なくコト足りている場合は検討に含めず、最初からOfficeのアプリケーションの部分だけで検討なのかな。もちろん30日間無料体験ができるので、試してから最終判断なんでしょうけど、自分の場合はそこには今のところ至りませんでした。

しかし、どーもマイクロソフトの意図する方向に追い込まれている気がしてなりません。

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