Office365のライセンスを追加する度に全契約の有効期限が変わる計算式の件。

会社で使用するOfficeに関しては、MacOSのPCなどは別に購入したパッケージ版を入れたり、WindowsであればPCにインストール済みのプリインストール版だったりと混在していました。

しかし、そもそもライセンスの管理が面倒だったことと、マイクロソフトから「ライセンス調査協力の依頼」などというウザい連絡が来たりで、結局、2014年後半ぐらいからOffice 365 Businessに移行しようということになりました。

Office 365 Businessの購入は、ボリューム ライセンスの中で小規模企業向けの「Open ライセンス」というもので、12ケ月分(1年間)前払いするサブスクリプションライセンスです。

これを2014年から導入し始め、以降計6回、PCを買い替えや追加する度にライセンスを増やしてきました。それぞれ開始月も追加数もバラバラで、最近では今年1月にライセンスを追加しています。

今はまだ2014年以前に購入したWindowsPCやMacもあるため、今はプリインストール版とボリューム ライセンスが混在している状態です。

そしてこの8月、Office 365 Businessの契約の累計数を販売店と確認し、1年間の一括更新費の請求を代理店から受け取ったのですが、経理担当さんから

「1月に追加して支払ったライセンスは、そのとき1年分を払ってまだ7か月しか経っていないのに、また1年分支払うのでしょうか?」

という質問が来ました。

確かに、例えばAdobeCC(クリエイティブクラウド)などは、一括の更新月を8月と決めていれば、1月に追加契約するライセンスは8月までの残存期間分を支払います。

ほか、複数持っているライセンスを1年で一括して更新ではなく、1つ1つのライセンスの更新期限が来る度にそれぞれ更新するというのもあります。

しかし、Office 365のOPENライセンスは、追加した場合、尻合わせ的に特定の月までの残存期間を払うものではなく、追加時にきっちり1年分払います。

それなのに全ライセンスの更新月が年1回あり、いままでは販売店に促されて使用数だけ確認して請求を受けていたのですが、きちんとOffice 365のOPENライセンスに対して理解ができていなかったわけです。

結論から(かなり大雑把に)言うと、既存の契約と追加した契約の残り日数の平均をとっていて、私の場合は、1月に追加契約したものは8月の一括更新で7か月しか経っていないけれど、その代わり既存の契約は5月か6月に更新だったのが8月に延びていました。

下記が有効期限が追加購入によって変わるイメージです。

office365_license

利用期限は全ライセンスで一括して同じ日にしなければならず、その日を算出する計算式がありました。

その計算式をMSのカスタマーサポートさんに教えていただきました。

計算式:
[A (初期ユーザー数) x B (サブスクリプションの残り時間) + C (新規ユーザー数) x (12 か月) ] ÷ 全ユーザー数 = 新しい残り時間

ただ、このようなOPENライセンスの有効期限と計算方法が説明されているページを、Office365の公式ページやマイクロソフトのボリュームライセンス関係のページでは(あったとしても)探しきれなかったです。

マイクロソフトのサポートの方の電話対応が良かったぶん、その点は改善してほしいものです。

(2018/05/18追記)
わかりずらいOffice365の契約をCSPにすることにした。
という記事を書きました。

簡単に言うと、CSPという契約にすることで、追加ライセンスを購入する際は契約満了日までの残存分を払い、一括契約の期間満了日は動かさない、という課金ルールになる話です。

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