NETGEEKという口コミや話題を集めたニュースサイトがあります。
そのサイトの昨日(2017/03/01)の記事
「WELQが資料館として復活。第三者が記事をコピーしてアフィリエイトでボロ儲け」
が注目されていました。
ご存知のとおりWELQは著作権や不適切な記事が問題となってDeNAが非公開にしたサイトで、それをパクったのは「WELQ資料館」というコピーサイトとのこと。
NETGEEKの記事でも「第三者が記事を公開してしまっては意味がない」とあり、かつコピーサイトを公開した意義を運営者が主張しているが、倫理的に問題があり単なるアフィリエイトが目的だろうとのことで、「WELQ資料館」のアドセンスIDから調べて、別の運営サイトを晒して言及しています。
私自身、こういった倫理観のないアフィリエイターは晒されても同情する気はないのですが、気になったのは関係するサイトをアドセンスIDで調べ検索しているところ。
このアドセンスIDで検索するサイトってずいぶん昔からあって、いろいろアフィリエイターには嫌がられてたことを覚えています。
しかしその時のサイトは、サービス停止してたはず。
そう思ってちょっと調べたら、英語サイトでありました。
SpyOnWebというサイトです。
試しに私もSpyOnWebで自分のAdsenseIDで調べたら、あと1つ個人商店(職人の工房)のサイトにも貼ってあるはずなのに、このブログしか出ませんでした。
原因は、あまりにアクセスがない(1日数アクセスの)サイトなので、SpyOnWebにインデックスされていなかったからのようでした。
それはそれで寂しいですけど。
ただ、このようなアドセンスのIDをWebページのソースから収集し、かつそのIDを共通で使っているサイトを検索できるというのは、個人的に少しキモチ悪いです。
例えば、このブログは調べれば私を特定することは少し頑張ればわかりますが、一応、匿名ブログです。
しかし、「あと1つ個人商店(職人の工房)のサイトにも貼ってある」と書きましたが、そのサイトは本名も商売上公開されています。
私の場合、調べられたらその個人商店主は私と思われるでしょう。
私も調べた側なら安易にそう思ってしまいます。
その個人商店主は実名のFacebookを書いているので、そこに載っている写真や記事で、住んでいる地域とか、家族構成とか友人関係、暮らしなどが見えてくるはずです。
実際は私ではありません。
信じるも信じないのもアナタ次第ですが。
サイトを作ったのも私でサーバ費もドメイン料も私が払っているという深い関係ではありますが、それを(確認されてもないのに)証明するのも嫌ですし、片方が匿名ではそもそも証明もできません。
また誤解はその個人商店主さんにも迷惑な話です。
無名なブログとアクセスの殆どないお店のサイトじゃ、そもそも誰も関心持たないというのは百も承知ですが、(情報が正しいかどうかは別として)調べようと思えば調べられるという事実が困りものだという話です。
また、個人情報ではないにしろ、アフィリエイトで一定のな収入を得ているサイトがあったとしたら、その1つからアドセンスIDをコピって検索すれば、そのアフィリエイターさんのやっている数多くのサイトを調べることもできてしまいます。
アドセンスIDでサイト検索するサービスも法的に問題ないし、アドセンスIDも問題がないのでしょう。
しかしながら、同じGoogleのアナリティクスのように、アドセンスもサイト別のID方式でもとらない限り、匿名性が薄れたり誤認されたりのリスクがあるという認識をしておくべきかと思った次第です。