日本貸金業協会の中古ドメイン(家計診断)に思う、元の持ち主の自主的“冷却期間”。

(記録として保存している記事です)
日本貸金業協会の会員社、例えば有名なところでプロミスとかアコム、武富士といった消費者金融のサイトには必ず
あなたの家計の健全性、改めて見直しませんか?消費行動診断・家計管理診断
というバナーが貼られていました。

このバナーは日本貸金業協会のサイトの中のページにリンクしていて、URLは「http://www.kakei-shindan.jp/」でした。

日本貸金業協会のお知らせに、(今は消えてキャッシュのみですが)

2011.05.16: 「消費行動診断・家計管理診断」コンテンツのリンク用URL変更のお願い

というのが出ていましたので、2011年6月前後に変更になったんでしょうね。

で、2011年7月現在のkakei-shindan.jpの登録者は、
[登録者名] GMOインターネット株式会社
[登録年月日] 2011/07/01

となっていて、サイトは「安田記念」というタイトル、本文は競馬の情報(Wikipediaの文章のパクリもあります)のほか、複数の競馬の予想屋さんの広告で溢れています。
またフッターには40ページ以上に及ぶSEO-PLINKの相互リンク集が・・。

しかし、SEO的にはすごい中古ドメイン買い物をしましたね。
日本貸金業協会の会員社のトップから、つい先日まで直リンクを集めていたためか、ページランク(PR)は6。

しかし、PRは時間とともに落ちていくわけで、とりあえずランクが高いうちは、使い捨てでも利用しようということなんでしょうね。

ま、どうあれ日本貸金業協会の家計診断サイトの後釜が、完全に畑違いの競馬情報、競馬予想屋関係で、まだ良かったのかも知れません。

これ(後釜)がもし貸金業と畑の似たクレジットカードのショッピング枠買取業者だったら?もし闇金融詐欺会社とかだったら?どうなんでしょうか。
家計診断をしに来た消費者が、「あれ?貸金業協会の関連?」みたいな、なんとなくの勘違いを誘発しそうな気もします。

そもそも、この家計診断サイトは「我々は消費者への働きかけをしていますよ」と、業界の姿勢をアピールすることが目的で、わざわざ家計診断を利用しにくる消費者なんて実は殆どいなかったのかも知れません。

それはともかく日本貸金業協会も、うっかり失効させたわけじゃないし、会員社サイトから被リンクを集めいて消費者に利用を促していたサイトのドメインですから、1年ぐらい自主的に“冷却期間”みたいにページランクが下がるまで持ってたらいいのにと思います。

(2013年2月21日追記)
www.kakei-shindan.jpは「現在の走り出せ馬のごとく」というブログになっています。記事は1つしかないようで休眠しているようです。
登録担当者はシードテクノロジー株式会社、公開連絡窓口はWhois情報公開代行サービス by お名前.comとなっています。

(2017年3月28日追記)
kakei-shindan.jpはシードテクノロジーさんが手放したのか、WHOSISで登録者が検索できませんでした。
汎用JPドメインは、Whois情報公開代行サービス設定中でも、登録者名が隠せないので使いづらいのか、ドメインの価値がなくなったため手放したのかも知れません。

日本貸金業協会の中古ドメイン(家計診断)に思う、元の持ち主の自主的“冷却期間”。” への1件のフィードバック

  1. 「安田記念」で検索しても出てきませんね。効果がリセットされているのではないかと思いました。

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