今年(2013年)1月に
「オプトインアフィリエイト」は情報商材を売るためのスキーム?
という記事を書きましたが、最近はそれも若干下火になってきているようで、それに入れ替わる情報商材って訳ではないのでしょうけれど、どうやら「プロダクトローンチ」という煙に巻いたようなキーワードで語られる、お金儲けのための情報商材がくすぶっているようです。
ただし「プロダクトローンチとは」とかで検索しても、ほとんど情報商材の網に引っ掛かるだけで、正しく説明してくれるサイトは乏しいようで。
要するに、タレントで言えば魅力的にアピールし、憧れさせ、あおり、さんざん焦らせ、ブランド化し、ファンが過熱したところで限定数量のDVDを予告して、発売日にファンが商品を争って買わせるような、ブランド化&ファン育成してから売るようなマーケティング。
それじゃAKB商法だったり新型ゲーム機の予告発売みたいなもんだなと思うわけですが、まあそんなもんですね。
それと情報商材がどう関係するのかと言うと、一般人をタレントのようにネットの有名人にして、その人を成功者(もっと簡単に言えばネオヒルズ族みたいな)としてブランド化しますよ、というような商材。たまたま見たのは120万円だったかな。
いや、それだけじゃその商材を買った一般人は、何も成功してないのにどうしてネットの有名人に?
それに、有名になるだけでちっとも儲からないでしょ?
そうなんですよ。
まだ成功してないのに、まずはネットの有名人になるのだって大変ですよね。
六本木ヒルズに住んでないのに、高級車にも乗ってないのに、IT企業のCEOと名乗り、ネット有名人とFacebookで交友し、セミナーやらセレブパーティやらに参加して、その写真をアメブロで公開したり、とりあえず成功者として振る舞い、リッチでヤバくてイケてるフリをしなければならないわけです。
「バカ息子よ、そんなゴージャスな生活してるんなら、実家に3万円ぐらい入れなさい!」
いや、その前に親は心配するでしょうね。
でもお母さん、大丈夫。あくまで「フリ」ですから。
ま、それはいいとして、じゃあどうやって100万円以上の投資を回収して儲ける側に回るの?ってことですが。
まずはアメブロでデビューしていろいろ情報を振りまいて、とりあえずネットで有名人になれたとしたら、今度は「俺も貴方のようになりたい」「高級外車乗り回したい」「リッチになって女にモテたい」人たちに、「人生が一度きり」「夢は叶えるものだっ!」「必要なのは強い野心だ」と教祖様のようになって煽りまくり、メルマガの購読者を集め、「オプトインアフィリエイト」をやったり、自分が買った”有名人化の商材”をアフィリ販売したりするわけですね。
道は長いです。
大変ご苦労さまです。
ただ、ネットの有名人にするという商材を売ったほうは、その購入者の商売が実際どうなろうともう関係ないわけで、商材を買ったら絶対ネット有名人になるという保障もしてないでしょうから、売り方に問題がなければ商法上も(たぶん)セーフなんでしょう。
もしネット有名人になってその後の商売がうまくいったら、胴元としてはラッキーで、どっちに転んでも損はしないはず。
さすが「勝ち組」の人々が考えるビジネスは、どう考えても素敵すぎます。
ありがとうございました。
そもそもどうやって有名人にするかってのが素敵です。
ネットでは「Facebook」と「アメブロ」が舞台ですが、主戦場は「アメブロ」。
成功者としてのアピールもアメブロ、メルマガ読者を集め獲物を狩るのもアメブロ。
アメブロ側も禁止事項として
①無限連鎖講(ねずみ講)、リードメール、ネットワークビジネス関連(マルチ商法、マネーゲーム等を含む)の勧誘等の情報、及びこれらに類する情報の送信等
②商業用の広告、宣伝を目的としたブログの作成
という規約があるため、積極的に削除してますが、いたちごっこのように削除されては登録を繰り返しています。
あ、断っておきますがアメブロで月収1000万円とか、ネオヒルズ族だとか自慢してる若者すべてが嘘とは言ってるわけではありません。
確かに事業で成功している人は数多くいるでしょうし、成功してリッチな生活をアメブロで披露している方々のほんの一部に、一攫千金系の情報商材で儲かっちゃった勝ち組の人もいるのでしょう。しかし、実は一般人なのにネオヒルズ族っぽく成功した”フリ”をしている人もいると言いたいわけです。
そうそう、面白い「NAVERまとめ」がありました。(このNAVERまとめの人、面白すぎます)
【月収100万円も余裕さ】俺たちイケてるしヤバいネットビジネスマン【かっこよすぎる】
ここに載ってる人たちは、勝ち組なんでしょう。
何故かそんな勝ち組の方々って、元ヤンとかイケてるホスト系の顔立ちの方とか、名前もカッコいい方が多いですね。
もし勝ち組のフリをしているだけの自称成功者(一般人)が混じっていても、私にはまったくわかりませんけど。
しかし、何と言っても「アメブロ」。
アメブロってどーしても芸能人が好きとか、お金持ちになりたいとか、比較的イケてる若年層が多いところのようで、これからもこういた一攫千金系の情報商材にはアメブロという「狩場」が必須なんでしょうね。
(追伸)
間違って誤解していることを書いていたら、怒らないでお教えください。