中国の偽ブランド品を本物と偽ってつかまされたとしても、相手が中国でWebサイトも消えていたら、普通はあきらめてしまうんじゃないでしょうか。
たまたま見た原元 美紀さんというフリーアナウンサーの1年近く前(2012.03.18)の記事によると、カード会社に「チャージバックの権利を行使」を依頼し、返金にこぎつけたとのこと。
詳しくは下記へ。
スポンサー広告でまがい物をつかまされたのに、あんまりなFacebookの対応!偽物サイトをぶっとばせ!!2012年03月18日(日)
(抜粋)
このチャージバック、国際間のルールに則って、非対面の販売で物品を購入し、届いた品物が注文と違った場合、返品・返金手続きができる権利だというのです。
この方は初めに広告が載っていたFacebookに連絡したが、ダメだったとのこと。
ネットの広告はパチンコの台打ち広告のような詐欺的な広告でさえ、いまだに某ネット広告媒体では出ていますし、総じてマスメディアと比べれば広告の審査はゆるいわけです。
また、この方のご友人は、まず「通販110番(日本通信販売協会)」に通報したとか。
記事を引用すると、
「そのuggのサイトについてはたくさん被害例が届いています。しかし、被害に遭う前なら『安全かどうか』教えてあげられるけど、被害に遭った後なら何もできません。」という不可思議な答えだったそうです。
だったら「110番」なんてネーミングにするなと言いたいですね。
結局はカード決済であれば、相手が海外の悪徳な販売者であっても、あきらめずにカード会社に「チャージバック」を願い出るべし、ということじゃないでしょうか。カード決済でない場合はお金の取り返しは難しいかも。
さて、話は変わりますが、このアナウンサーの方が記事に書かれているURLのドメイン
http://www.uggjpstore.com/
は、現在本物の(私は日本なので)日本のUGGにリダイレクトされます。
普通は抹消されて「見つかりませんでした」かなと思うのですが、UGGがドメインを引き継いだようです。
ウェブページの過去の姿を見ることができるWayback Machineで、2011年の姿を見たら、
NOTICE TO CONSUMER
This domain was previously held by a counterfeiter and utilized for the sale of counterfeit UGG® products. The ownership of this domain has since been awarded to Deckers Outdoor Corporation, the rightful owner of the UGG® trademark, as a result of a formal procedure. Deckers took this action to protect the UGG® brand and the consumer from unknowingly purchasing counterfeit product.
(以下省略)
とありました。
お客様へのご注意
このドメインは以前、偽ブランド製造者によって保有され、偽UGG®製品の販売に使われていました。現在このドメインの所有権は、正式な手続きによって、Deckers Outdoor Corporation、ugg®(アグ)のブランド所有者に与えられています。デッカーズは、偽造品と気づかずに購入する消費者とUGG®ブランドを保護するためにこの行動をとりました。
・・・たぶん、そんな意味が書かれています(当たらずとも遠からず?)。
今は上記のメッセージを見れずにいきなり本物サイトにリダイレクトされますが、それだと偽URLをクリックした人は以前そこにあったのが偽サイトだって気づかないですよね。いったんメッセージを見せてからリダイレクトしたほうがいいのに、とも思いましたが・・・ま、余計なおせっかいですね。