つくばエクスプレス(TX)の定期券が高い=割引率が低すぎの話(JRとの比較あり)。

千葉県に南流山という駅があり、2005年8月に開業したつくばエクスプレス(以下「TX」と省略)とJR東日本の2路線が利用できます。
TXもJR東日本も、どちらを使っても秋葉原まで他の鉄道を使わず(1社で)行くことができます。

TXであれば、南流山~秋葉原を乗り換えなし、最短乗車時間は23分。
JR東日本であれば、南流山~新松戸~(途中松戸で快速に乗り換え)日暮里~秋葉原を乗換え3回、最短乗車時間は35分。実際は乗り換えで+15分ぐらいかかるんでしょうけど。

乗車賃はTXだと距離は短いけど片道550円、JRだと遠回りでも450円です。
第3セクターの新線(TX)が割高なのはしかたないかもしれません。

で、本題。
大学生の子供を持つ南流山の知人が、TXのおかげて便利になったと言っていたけれど、ご子息(大学生)の通学定期の料金表を見てJRで通学しろと言ったそうでwww。
見ると乗車賃も高いが定期の割引率が悪すぎ。

JRの通勤定期 65,020円は往復運賃900円のざっと72倍強。
TXの通勤定期 106,920円は往復運賃1,100円のざっと97倍強。

定期の割引率というのは法的な決まりがないそうで、第三セクター系はおおむね割引率が悪いようです。

<6か月の定期代>

TX JR
経路 南流山~秋葉原 南流山~新松戸~日暮里~秋葉原
通勤定期 106,920 65,020
通学定期 71,280 大学生 40,650

流山市はめずらしく働き盛りの年代が急増しているところで、つくばエクスプレス(TX)が開業した05年8月以降人口は増え続けいています。子育てにいいという市のアピールも奏功しているのかも知れません。

(追伸)
流山市は2016年度に政令指定都市を除くと転入超過数は全国1位で特に子育て世代の流入が増えているというニュースがありました。

あまりに急激すぎて、小学校、中学校のキャパがヤバいという事態にもなっているようです。

沿線の流山おおたかの森駅周辺のことですが、こんな記事もあるぐらいです。

母になるなら流山市はやめろ父になるなら流山市はやめろ

まあ、子を持つ親としては笑いごとじゃないはずですが。
(追伸ここまで)

ということは、当然、今後は大学や専門学校に通う学生世代が増えてゆくことになります。

流山市だけが「つくばエクスプレス(TX)」に働きかけてもダメでしょうけど、沿線自治体がそういった(通学定期の割引率などの)交渉をするというのもアリな気がします。

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