検索結果の「詐欺広告」に対抗する業界団体発足(ITmddia 2008.8.6)
検索結果に表示されたスポンサー付きリンクをクリックすると、探していたブランドとは無関係のサイトに誘導される――。こうした「詐欺的」な広告リンクからユーザーを守る目的で、旅行会社や大学教授でつくる「Alliance Against Bait & Click」(AABC)が米国で発足した。
(中略)
バーハードビジネススクールのベンジャミン・エデルマン教授は、「検索結果はいまだに詐欺や罠だらけだ。検索エンジンは時に、金さえ払えばどんな広告でも載せてしまう。詐欺広告からユーザーを守るのは検索エンジンであるべきだが、彼らがやらないならわれわれがやる」と述べている。
う~ん。
最低1500円程度あれば出稿できるスポンサーリンク(広告)の収益レベルでは、検索エンジン側も責任ある審査は無理でしょ。JAROのような外部団体つくるのだって金かかるし。
審査料といえば、(広告ではないけれど)Yahoo!ビジネスエクスプレスが1つの参考モデルとなるかも知れません。
Yahoo!ビジネスエクスプレスは審査に1週間。審査料 52,500円(税込)、登録料は無料。審査で収益を上げていると思われるので52,500円には利益も含まれているのでしょう。
また、審査料が157,500円になるサイトということで、アダルト、風俗営業、健康食品、健康用品、スキンケア、ヘアケア、エステ、美容外科、各種療法、出会い系、ギャンブルに関するサイトが挙げられています。
げっ!審査に5万円かよ。って感じですがwww
結局、事前審査だと5万円が妥当かどうかは別として、なにがしかの費用は必ず全体の(まともな広告主を含めて)広告費に転嫁されることになります。
ある意味、敷居が高くなって、気軽な広告メディアではなくなってしまうことにもなるわけで・・。
じゃあ、どうすればいいんでしょうね。
実際、詐欺はともかく、スポンサーリンク(広告)では、連鎖販売取引業とか情報商材系の限りなく詐欺に近いグレーゾーンがいちばん厄介でしょう。
やっぱり現実的なのは「通報制度」をGoogleもYahooも採用するってところですかね。
せめて連鎖販売取引業とか情報商材系広告はデポジットでも取って、違反時に没収ぐらいしてほしいものです。Adsenseのほうではいきなり収益没収の強行措置もやってるんだから、広告主側の違反もそれくらいやっていいんじゃないでしょうか。
詐欺広告を堂々と載せる企業が個人情報を収集してるのだから笑っちゃうよな