ことの始まりはリクルートがじゃらんに参加している旅館・ホテル21,000軒に対し、Facebookを勝手に「自動生成」するとの通知をしたことに発しています。
(注:共同通信では全国約16,000軒とあります)
旅館・ホテルが「えっ?!」っと驚き、怒るのも当然で、親会社でもなんでもないリクルートにそんな権限はないはずです。また、じゃらんに参加しているホテル・旅館は、勝手に作られた自社のFacebookに来た予約客を(自社のサイトにではなくて)じゃらんに誘導されてしまうことになります。また、じゃらんのライバルである、楽天やJTB、近ツー他の予約サイトにも相当影響があるようにも思えます。
ちょっと報道を見ると・・。
じゃらん“傲慢商法”に非難の嵐!無断でフェイスブック作成(ZAKZAK/2011.07.30)
旅行予約サイト「じゃらんnet」を運営するリクルートが、加盟する旅館やホテルのフェイスブックを一方的に開設し、苦情が相次いでいることが分かった。同社は、飲食店のクーポン類を取り扱う「ホットペッパー」についても、同様のクレームが発生。今回も波紋を呼びそうだ。(以下省略)
結局、宿泊施設側は「掲載」「非掲載」「削除」を選択することになったようですが、リクルートがホテル・旅館の管理者に無断でなりすまして作成したわけで、元々Facebookを開いていたホテル・旅館からすれば偽サイトが出現した状態で、ホント開いた口がふさがりません。
NAVERまとめには、その経緯が出ていました。
長いのですが写真付きで関係者の話が読めます。
じゃらんが無断で宿の公式facebookを開設-閉鎖した経緯(2011.07.31)
旅行予約サイト「じゃらんnet」を運営するリクルートが全国約1万6千軒の宿泊施設の公式ページを無断で作成しフェイスブックに公開。一部の施設から抗議を受け、いったん全ページを閉鎖したそうです。(以下省略)
さらにはビジネスホテルビーエルさんのFacebook。
うわっ!よく調べられていますね。
管理者ページに見ず知らずのJunichi Yamagami氏が居座って、不気味です。
またその作成者Junichi Yamagami(リクルート)の名が21人もいたとのこと。残念ながら今は1人だけになっています。
それにJunichi Yamagamiの友達(jalan_TEST1)が
これじゃあ、さらに気味が悪い。
ていうか、そもそもjalan_TEST1も実名違反だし、いまは削除されているようですが、まともなビジネスを展開するアカウントのアイコンとは思えません。
しかし、全部リクルートの社内だけで考えた施策だったのかな?
裏に変なIT系とかコンサルとか広告代理店はいなかったのでしょうか。
ちょっと疑問です。