(ま、知人の制作会社の話ですが)
会社のLANで、DHCPの枠を数10個設定しているところは結構あると思います。
単純にLANルータで設定できるし、PCのほうはいちいちローカルIPアドレスを設定しなくて「IPアドレスを自動で取得する」で済んでしまうのでラク。
ノートPCなど持ち込みのPCを勝手に接続されると、セキュリティ上好ましくないですが、とりあえずラクではあります。
で、本題。
IPアドレスを20個程度、DHCPで用意していた知人の会社で、とある1台のPCが突然ネットにつながらなくなったとのこと。それは昨日まで問題なかったPCで、Windows7。
知人はXPユーザーなので、そのつながらなくなったPCの設定画面に慣れていなくて、最初はハード的なエラーを疑ったそうです。
しかし、結果からいえば、そのPCは「IPアドレスを自動で取得する」設定で、その日の朝、DHCPで持っているIPアドレスを取得できなかったのが原因だったそうです。
つまりDHCPの持ってたIPアドレスが足らなくなって、ある日の朝、突然そのPCがはじき出されたww。
知人いわく、最近はできるだけDHCPで自動取得はさせていなくて、一部のPCやノートPCだけがIPアドレス自動取得になっていて、そういう意味ではDHCPの自動付与IPアドレス数は年々余っているものだと信じていたそうです。
ところが、どっこい。
社内のノートPC用に無線LANを用意しているのですが、実はその設定を社員がスマホとiPadのWi-Fi接続に流用していて、そのユーザー数が年々増えて、DHCPの保持しているIPアドレスをある日突然超えてしまったわけです。
知人の会社は、制作会社なので、スマホやiPadが個人の持ち物とはいえ全面禁止にするわけにもいかず、結局は実態を調べ、かつ、DHCPの設定と無線LANの設定の見直しをしたそうですが、スマホの勢い恐るべしと思った次第です。