自分の記事を検索したら、hide my assという匿名プロキシサイトが検索結果のトップに出てたという話。

実は、以前にも自分の記事が他サイトのページのiframeに入ってたという話を書きました。下記がそれ。
newsalloy.comってなに?(他人のページをiframeに入れてしまうサイト)

今回もそれと微妙に似た話ですが、(前回もそうですが)どっかの悪質なアフィリエイターが他人の記事を盗用したというような、清々しいぐらいブラックな事件ではありません。

で、どうなっていたかと言うと、先週金曜に記事を投稿して、それが日曜になってもGoogleにインデックスされていない点が気になってたので、スマホで自分の記事のタイトルを検索してみたら、なんとhidemyass.comというサイトが検索結果の1番目に表示されていたわけです。
そのサイトにアクセスしてみると、やっぱり自分の記事がすっぽり本文に納まっているわけです。
(下記はその記事のキャプチャーではなく、あとで撮ったTOPページのキャプチャーです)

hidemyass

で、本家本元というか私のサイトの記事は、その時点ではまだGoogleにインデックスされていませんでした。

あとでそのサイトに取り込まれたページのソースを見たら、iframeで取り込まれているわけではなく、hide my assが記事のソースをうまく取り込んでいました。
しかもオリジナルはどこかを示すrel=”canonical”の記述は取り除かれていて、なんだか気分悪いです(怒)。

じゃあいったいこのHide My Ass(自分のケツを隠す)ならぬ、hidemyass.comってなんのサイト?ということになります。

hidemyass-xmas-logo

これもググると、どうやらGoogle Chromeの機能拡張の1つのようです。
※Firefoxのアドオンにもあるようです。
hidemyass.comを説明してくれているブログ記事がありました。
一部引用させてもらいます。

Hide My Ass! Web Proxy Chrome拡張 ランダムな匿名プロキシに接続して自分のIPアドレスを変更する
Hide My Ass! Web Proxy Chrome拡張では、ランダムなプロキシサイトの複数のプロキシサーバーを利用することで、自分のグローバルIPアドレスを変更して、インターネット接続できます。
GeoProxyのように固定のプロキシとは違って、セッションが切り替わるたびに、接続元のIPアドレスをランダムに変更することができます。
(以下省略)

フーン。
そんな機能があったのですね。
Hide My Ass! Web Proxy Chrome拡張の公式な説明を読むと、

Why use a web proxy?
(なぜWebプロキシを使うの?)
1. Surf websites anonymously.
(匿名でWebサイトを閲覧)
2. Hide and change your IP address (your ‘online fingerprint’).
(あなたのIPアドレス(あなたのオンラインの指紋)を隠し、変更します)
3. Conceal your web browsing history.
(あなたのWebブラウジングの履歴を隠します)
4. SSL encryption for all websites.
(全WebサイトをSSLで暗号化します)
5. Bypass web filters and geographic internet blocks.(Webのフィルタと地理的なアクセス制限をすり抜けます)

※下手な( )内の日本語は私の追記です。

試しにGoogle Chromeの機能拡張に入れてやってみたのですが、このブログに入れているResearch Artisanという(IPアドレスもわかる)解析プログラムでは、IPアドレスは変わっていませんでした。

ちなみにResearch ArtisanはGoogle Analyticsと同じくHTMLソースにタグを埋め込みjavascriptを呼び出すビーコン(タグ)型タイプなのでIPアドレスが変更できないのかも知れません。
(素人判断ですが、サーバログは書き換わっているのかも)

昨年(2012年)9月に、
ページ閲覧ごとにIPアドレスを変えられるご訪問者の件。
という記事を書きましたが、そのときはResearch Artisanで見ても、見事に(アクセス者がページを遷移するたびに)IPアドレスが書き換わっていたんですけどね。

それはともかく、セッションが変わるたびにわざわざIPアドレスを変える必要のある使い方ってのがわかりません。連続投稿を制限している掲示板の制限をかいくぐる時とか?

ただ、こういうサイトで、他人の記事を取り込んだページが検索結果でオリジナルより上位に出るのは困りものです。

他人の記事を盗用したというような著作権的に丸パクリな事件なら、逆にGoogleに通報することも可能でしょうけれど、匿名プロキシのサービスって言われると、特に被害もないので気にしないようにするしかないんでしょうかね。

できれば、
・予め書かれているrel=”canonical”の記述の改ざんや削除をしない
・noindexタグを埋め込む
ぐらいは改善してほしいものです。

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