HTMLのメタタグについて(Googleがサポートするタグ、しないタグなど)。

(タイトルが曖昧だったので、変えてみました。)
HTMLのメタタグといえばそのWebページの文書情報を書くもので、例えばUTF-8の文字セットで書かれてますよ、コンテンツの要約はこうですよ、所有者は誰ですよ、スマホの場合は本文にあるメアドや電話番号の操作はこうですよ、などなど。Web制作に関係する人はもちろん理解していないといけませんが、SEO関係の人にも関心のあるコトバかと思います。

特に最近ではパンダアップデートにもからんで、このブログもメタタグのdescription(ページの説明)が抜けてるとか、複数のページで同じdescriptionが使われているとかが、Googleのウェブマスター ツール(HTML の改善)で指摘されちゃったりして、半年ほど前に私もあわてて書き足したことがありました。

また、以前スマホとPCではGoogleの検索結果順位が違うということを書きましたが、
パソコンとスマホでは、Google検索結果の順位が下位になるほど違うという話。(2013年08月07日)
単なるGoogleダンスというのではなく、明らかに順位が違っていたので、あくまで素人の想像と断りを入れながら、

スマホの検索で実際に目にしたことはないのですが、例えばスマホの位置情報が検索に影響したりしないのでしょうか。
(中略)
ま、Googleの検索エンジンに対して専門知識を持たない私にはわかりませんが、もしそうならば、お店や地理的な商圏を持つサイトはスマホのクローラ向けに地名や住所をHOMEのdescriptionに入れておくとか、地理的なmetaタグを入れておくとか
<meta name=”city” content=”東京都, 千代田区, 大手町”>
みたいに。

と書きましたが、その後ちょっと調べたら、やはりGoogleは”city”ほか、地理的、領域的なメタタグはすべてサポート外でした。

そんなことがあって、いまさらながらメタタグについて雑文を書こうと思ったわけですが、Googleのウェブマスター ツールの「メタタグ」の解説を読むと、Googleでは下記のメタタグとその関連アイテムをサポートし、その他のメタタグは無視しますよ、という意味が書いてあります。
サポートしているメタタグを順を追ってみてゆくと・・・
<meta name=”description” content=”ページの説明” />
まあ、これは常識ですね。
ただGoogleの解説を読むと、メタ タグの説明は、文章形式とする必要はありません。とあります。
解説に載っていた例で言うと、書籍に関する詳細情報を提供するメタ タグの例では

<meta name=”Description” content=”著者: 山田文太, イラストレーター: 花田絵美, 分類: 書籍, 価格: 1800 円, ページ数: 784 ページ”>

とありました。
いままでだとそんなカンマ区切りのワードの羅列を見ると”keywords”にしていたかも知れない内容です。
“絶賛発売中”とか”人気の・・・”みたいな商品コピーがどの通販でも同じで、それがパンダアップデートでマイナス評価となって順位を下げた話はよく聞きますから、却って修飾文なしのスペックだけ羅列するのも良いかも知れません。

<title>ページのタイトル</title>
これは当然なんでスルーしますが、

<meta name=”robots” content=”…, …” />
<meta name=”googlebot” content=”…, …” />

通常はindex, followでしょう。
ページによっては検索エンジン拒否(noindex)、リンク追跡拒否(nofollow)もあるのでしょうけど。

あと、
<meta name=”robots” content=”NOODP”>
というのを時々大手のWebサイトで見かけますが、大手サイト以外は関係ないですね。
関心のある方は、晴練雨読サイトのNOODPの説明がわかりやすいです。

<meta name=”google” content=”notranslate” />
検索していて、海外のサイトがヒットした際に、Googleの翻訳リンクがよくつきますが、それを拒否するものですね。別に拒否する必要は(普通は)ないでしょうけど。

<meta name=”google-site-verification” content=”…” />
これはご存じ、Googleのウェブマスター ツールを使うために、Googleに「私のブログ」であることを証明するもの。

<meta http-equiv=”Content-Type” content=”…; charset=…” />
<meta charset=”…” >

上記はエンコード方式(文字セット)の指定。

<meta http-equiv=”refresh” content=”…;url=…” />
何秒でページを移動しますよってやつですね。ただし非推奨とのことです。

そうしてみると、あまり使われていなかったけれど、”tel”、”fax”や、対象年齢の”rating”、地理的な”Targted Geographic Area”、”country”、”city”はどうなんでしょう。

英語ですが、「Useless Meta Tags」という題名のブログ記事がありました。
記事の一部に”Geography”、”city”、”State”、”country”の特定の地理的にローカルなコンテンツなら追加するもヨロシ、とあるようです。

ほかにも
<meta property=”og:*****” content=”*******”>
といったFacebook対応のメタタグがあります。
古くからHTMLやってる人は逆にあまり知らない部類のタグかも知れません。
Facebookで「いいね」されたときの表示、URLなどを制御するものですが、下記のWordPressプラグインにも簡単に説明がありました。
Open Graph Pro – OGPに対応したメタタグを出力するWordPressプラグイン
なんか、Facebookに「いいね」された際、ページの紹介表示がカッコよくなるようですが、このプラグインはFacebookのAppID設定登録が面倒なので、当ブログにはインストールしていません。
Wordpressユーザーで興味のある方はインストール&設定にチャレンジされては如何でしょうか。

まあそんな感じで、Googleが先に挙げたメタタグ以外はサポートしないというだけで、害もないので入れるべきものは自由に入れりゃいいって話です。
ただ1つ、”keywords”タグだけは気になりました。

ご存じのとおり、Googleは数年前に”keywords”タグを無視すると発表がありました。
“keywords”タグはユーザーやデバイスやブラウザに向けた情報タグではなく、あくまで対・検索エンジン用のタグですし、最近のスパムSEOに神経が過敏なGoogleにとっては一番嫌いそうなタグだと推察できます。
しかし、いまだに記述しているサイトのほうが大多数ではないでしょうか。
Googleには(提携したYahooも)無視されるけど、とりあえず書いておく、という程度の消極的な理由なんでしょうね。

なお、メタタグに関しては、スマートフォンの制御用のタグとか、新しく増えてきているのも確かなので、(Googleのサポート有無には関係なく)時々World Wide Web Consortium(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)等で確認したほうがいいように思います。
ただし、英語ですけど。

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