最近、海外のサッカーの掲示板を翻訳してくれるブログ(まとめブログを含む)が多いので、日本人のいる海外の強豪チームや日本代表戦のゲーム後の反応などをボチボチ読んでいます。
そこでふと気づいたのですが、そんな記事のブログを実はブックマークなどはしておらず、いつもググってサッカー系や翻訳系まとめブログの新着記事を、さらにまとめるアンテナサイトあたりからアクセスしているってことが多いのです。
つまり、(もう1回しつこく言うと)直接まとめブログに行くのではなく、まとめブログが集めた記事のうち、さらにテーマに沿ってまとめをした”アンテナサイト”から行ってるわけです。
例えば(リンクはつけませんが)「www.yakutena.com」や「minna-antenna.com」など、アンテナサイトは多数あります。
また、これは特徴というか、作為的なものかも知れませんが、最終的には目的の記事にたどり着くまでに、アンテナサイトからアンテナサイトへのたらい回しが多かったりもします。アフィリエイトが目的ですから運営者も自分の管理する複数のサイトの露出頻度を高めようとやっているのでしょうけれど。
しかしまあ、昨今のアンテナサイトの大量発生は、”お小遣いを稼ぐ”というモチベーションのなせる業(わざ)でしょうけれど、運営者の皆さんよく考えるものです。
ただ、(ちょっとシニカルな書き方をしましたが)個人的にはスプログではないと思っているので、別にいいんじゃないの、と肯定的に捉えています。
サッカー翻訳記事を案内してもらってるし(笑)。
で、このアンテナサイトがまとめている掲示板の1つに、あの2ちゃんねるも当然含まれていたりするのですが、ご存じのとおり(知らない人は知らなくていいですが)、昨年、2ちゃんねるは「www.2ch.net/precautions.html」にて
2ちゃんねるのデータの利用に関して、原則的に自由ですが、 2ちゃんねるのデータ自体を利用して対価を取る行為はご遠慮下さい。
要するに、2ちゃんねるをモニターして、お金をとってるマーケティング会社の方はご相談頂けないと面倒なことになるかもしれません、、、ってことです。
(以下省略)
という、ちょっと怒りを含んだメッセージを発信しました。
また同じく「2ch.net/warn.txt」では
第3者に迷惑をかけ謝罪しない人物に2chの著作物を使われることは、不利益が大きいため、下記のURLにおける2chの著作物の利用を禁止します。
また、本人及び関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止します。
(以下省略)
とあり、5サイトを名指しして2chの著作物の利用を禁止しました。
ほか、直接2chの著作物の利用をする2chまとめサイトは登録制になったこともあり、新しく立ち上げるには敷居が高くなった感があります。
話をアンテナサイトに戻しますが。
具体的に2012年までのアンテナサイト数はこれで、2012年以降はこんな状況・・なんてデータは持ち合わせていません。激増と思ったのはあくまで個人的な感覚です。
アンテナサイトは2chまとめサイトのような制約も著作権的な問題もなく、楽チンってことで、増加に拍車がかかったのかな、と思いました。
で、具体的にアンテナサイト経由で私がよく見る記事は、8割ぐらいがサッカー関係の掲示板まとめ記事。さらに絞れば外国語のスレッドを翻訳してくれているブログの記事など。
それらの記事を仲介しているのは、言語に関係ないサッカー専門アンテナサイトか、サッカーに限らず、海外の掲示板を翻訳しているところだったりします。
先日もサッカー日本代表vsベルギー代表戦とかの海外の反応記事を見ましたが、経路は
サッカー系専門アンテナサイト>日本vsベルギー戦海外の反応記事
海外の話題全般アンテナサイト>日本vsベルギー戦海外の反応記事
のどちらか。
つまり、(当たり前ですが)特徴がないとダメなわけです。
昨年(2012年6月)の記事ですが、アンテナサイトをやった人の体験記事がありました。
AKB2chあんてな(アンテナサイト)を1ヶ月運営してみて思った6つの気付き
そこに、(勝手に要約しますが)全てプログラムで組んでいるので1日30分もかからず運用は楽チンということと、アンテナサイトは1人あたりのPV数が少ないということが書いてあり、稼げてはいないともありました。
始めて1か月ですから、そうなんでしょうけれど、プログラム組める人はスマートですね。
いま、1年半近く経ってどうなんでしょう。儲かってるのかチョット気になります。
あと、このブログ主さんも紹介していましたが、アンテナメーカーという、アンテナサイトの無料レンタルサービスもあるようです。
http://antenam.info/
もうアンテナサイトも飽和状態のような気がしますが、アンテナサイトでユニークなアイデアがある方は検討しては如何でしょうか。
ただし、くれぐれも二番煎じはやめた方がいいかと思いますけど。