ずいぶん前に淘汰されたと思っていた、Googleを詐称する「当選したよ」メールが届きました。
差出人はinfo.noreply@gmail.com(Gmail)で、返信先はs.d.wojcicki@gmail.comとなっていました。
Hello,
Google Inc. wishes to inform you that your e-mail account has been selected and therefore has made you one of our winners in the GOOGLE E-MAIL ONLINE SWEEPSTAKES PROMO.
This comes as a result of your active use of our online and ancillary services.
Kindly view the attached FILE for your Official Notification Letter and Claims Instructions.Congratulations!!!
Google Sweepstakes Team
あなたは「GOOGLE E-MAIL ONLINE SWEEPSTAKES PROMO」の受賞者の1人に選ばれました。あなたがオンラインおよび付随サービスを積極的に利用した結果としてもたらされたものです。 通知や請求については添付ファイルを読んでください。
・・・みたいな内容ですが、添付ファイルを開かずにファイルが悪質なものか確認できるサイト(VirusTotal.com)で添付のPDFを確認しましたが悪意のあるスクリプトは無かったです。
(そのPDFのキャプチャは下記)
添付のPDFによると950万ポンド、日本円にして1億5千万円弱をくれる手続きのためにフルネームや国籍、住所、電話番号、性別などの個人情報を送れといった内容でした。
なーんだ、BIGの当選に比べれば大したことないじゃない(笑)。
先週も、とある余命いくばくもない資産家から1億円を受け取ってくれと、詐欺の出会い系サイトを通じてしつこくメールが来てましたけど。
詐欺の出会い系がポイントを購入・消費させて延々とカモからカネを巻き上げるのと似て、このGoogleを詐称するメールのほうも、結局950万ポンドを貰うために、逆に手続きに必要な手数料等を振り込ませて詐取する方向に進むのは確か。
そこは、この古典的な詐欺がどのような進化を遂げているのかは知りません。
ひょっとしたらBitCoinを利用しているのかも(憶測です)。
まあ、日本人にとっては見知らぬ英語のメール=怪しいという常識もあって、引っかかる人はいないのでしょうけれど、これがきちんと日本語にローカライズされていて、金額も突拍子もない額ではなくて1万ポンド(約150万円)とかにされてしまうと、用心深い日本人でも多少の被害者は出てしまうのかも知れません。